雑談掲示板
- 日時: 2016/03/10 17:06
- 名前: 翼の勇車 (ID: qXrd4tL6)
MH4掲示板より続くモンハン小説スレ五代目です!
内容は題名の通り、この場所ではMHXに限らずモンハンの二次創作小説を書いてください! 勿論初めての方でも初代から書いてくださってる方でも大歓迎です!
過去シリーズリンク
初代
ttp://mh4g.com/bbs_talk/index.cgi?mode=view&no=49
二代目
ttp://mh4g.com/bbs_talk/index.cgi?mode=view&no=828
三代目
ttp://mh4g.com/bbs_talk/index.cgi?mode=view&no=977
四代目
ttp://mh4g-cap.net/bbs_talk/index.cgi?mode=view&no=18
書く時は必ず話数を記入してください。
本スレで作品を書いている、或いはこれから書こうと思っている方へ――ダブルサクライザー様より >>36
↓以下作品目次
―――――
◆クロスオーバー
〜やはり俺の行いは間違っていない〜(ダブルサクライザー様×翼の勇車)
目次>>279
―――――
◆ダブルサクライザー様の作品
○モンスターハンター 短編小説シリーズ
目次 >>280
○モンスターハンター 〜星屑の瞬き〜
目次 >>281
―――――
◆smash様の作品
○〜巨大都市バルバレ 発展までの過去〜シリーズ
目次 >>282
―――――
◆モンモン様の作品
○〜見つからないもの 探す者〜
目次 >>283
○本の中の旅人達
目次 >>284
―――――
◆創造神ゼウス様(vista様)の作品
○ユクモ村歴戦記シリーズ
目次>>285
―――――
◆EXTENDED様の作品
○世界を旅せし狩人〜狂竜病を滅ぼし者〜
目次 >>286
○もうひとつの物語
目次 >>287
―――――
◆翼の勇車(スレ主)の作品
○モンスター&ハンター
目次 >>288
―――――
◆ゆるふわ様の作品
目次 >>289
―――――
◆紅蓮丸様の作品
○~とあるハンターの狩人記録~
目次 >>290
―――――
◆一方通行様の作品
○モンスターハンター 〜狩人としての責任〜
目次 >>291
―――――
◆青空様の作品
○ハンター達の目的
目次 >>292
―――――
◆クルセイダー様の作品
○ハンターズアドベンチャー 〜エピソード クロス〜
目次 >>293
―――――
◆名無しのパワー様の作品
○モンスターハンター 〜猛者たち〜
目次 >>294
―――――
◆かにゃえ丸様の作品
○〜死に行く者の背中〜
目次 >>295
―――――
◆羽衣様の作品
○モンハンクロス 『爆殺厨と闘う騎士団』
目次 >>296
―――――
◆こんがり肉様の作品
○「 狩人の証」
目次 >>297
―――――
◆猫好き様の作品
○モンスターハンター 〜煉黒の燭〜
目次 >>298
―――――
更新>>299まで
- 日時: 2015/12/30 15:58
- 名前: 一方通行 (ID: d.U0dZ78)
後編を書く機会が来たので書かせていただきます。温かい目で見ていただければ。
モンスターハンター 〜狩人としての責任〜
第1話(後編)
「ななななななんで人がここに居るの!?っていうかここどこ!?」
「あ!起きた起きた!んーとまずは自己紹介だよね、私の名前はシズっていうの!」
「え…あ、と…」
少年は困って少し黙り込んだ。そして勢いよく立ち上がると、走ってどこかへ行ってしまう。
「ちょっ…ちょっと待って!そっちは!」
シズも急いで追いかける。少年が向かった方向といえば。
このクエストのメインターゲット、斬竜ディノバルドのいるエリア2ではないか。
「そっちは…ッ!」
と言いかけるも遅かった。少年の前に大きな影が現れる。それは少年を真正面から見据える。
そして容赦なく、真上から。『斬竜』の異名のもと、その刀のようなハンマーのような尻尾を振りかざす。思わずシズは目をつむる。
ゴグシャア!!と鈍い音が響く。だがその音は。
少年を潰した音ではなかった。
では何の音かというと。
少年がディノバルドの尻尾を潰した音だった。
少年は、淡い光に包まれていた。周りには、赤い雷が走っていた。シズは目を開ける。そして少年を見る。
(あれは……)
何か懐かしいものを思い出すように。
(確か……)
いいや。
(昔に1度見たことのある……祖龍!?)
ディノバルドはあまりの痛さに、急いで逃げる。少年はこちらにゆっくりと振り向いた。
ピリピリとした気迫が走る。だがシズは少年の方へ近寄る。その時、シズの目の前に赤い雷が降ってきた。天からの忠告のように。
シズは尻餅をついた。全身から嫌な汗が噴き出す。
「来るな」
機械から発せられる音声のように。
冷徹に言い聞かせる。
それだけ言うと、歩いて去っていった。シズは追えなかった。尻餅をついたまま動けなかった。
後ろから声が聞こえる。おそらくギルドの人達だ。
「おい、何か雷みたいなのが降ってたが一体どうしたんだ!?」
「待て、おい大丈夫か?顔色悪いぞ?それにどうしたこの汗の量……」
「……ううん、大丈夫だから……」
と言い、立ち上がる。その後ギルドの飛行船に乗りその場を去った。
第2話に続く
あとがき
どうもおはようございますこんにちはこんばんは、初心者作者です。
第1話の後編です。いかがでしょうか。
最近ジョジョの3部を見ていたのですが、年末年始で一挙放送がありジョジョが1月4日まで放送しません。さみしいです。;つД`)(20話あたりから36話くらいまでやるんですけどね)
後、更新頻度なんですが、基本週1になりそうです。
まあ余談みたいなものでしたがこれからもよろしくお願いいたします。
実はあとがきに少し困ったりして。
- 日時: 2015/12/31 01:44
- 名前: ダブルサクライザー ◆4PNYZHmIeM (ID: S4MbM0hg)
スラ×エリさんの神山ルーツと言い、ウチのセトミラと言い、一方通行さんのルーツパワー持った少年と言い、巷ではミラルーツが流行ってんでしょうか?
(モンハン世界観的に)最強のモンスとは何ぞやと聞かれて、真っ先に上がるのはまぁルーツでしょうな。
伝説上の伝説と言われるミラボレアスの亜種がこうも簡単な扱いとは、やはりゲームが生み出す安易さって怖いですね……
- 日時: 2015/12/31 04:12
- 名前: 翼の勇車 (ID: aYLnR2q0)
>>94
アルセル「パワーインフレはいかんと思うのです。偉い人にはそれがわからんのです」
だからこその徹甲虫とはこれ如何に。モンハン世界の自然の厳しさを改めて突きつける作品なのであります。
……近いうち、ミラルーツキャラだけ引っこ抜いて会議とかやらせたら楽しそうじゃありません?(唐突
>>90-92
ミズキ「私達!」
カスケ「ノーマル!」
アカリ「人間組っ!」
勇車「お前らは人脈(モンスター)が人間じゃねぇ」
- 日時: 2015/12/31 11:01
- 名前: 一方通行 (ID: gFvBmTtx)
ダブルサクライザ―さんへ
いつも楽しく見させてもらってます。
唐突なのですがミラ系は今後出す予定です。
でもルーツは設定上最強らしいです。
- 日時: 2015/12/31 11:37
- 名前: EXTENDED ◆FGU2HBsdUs (ID: K4l3EZz8)
大晦日スペシャル(?)
目次には…いらないかな?
地「めりーくりs」
碧「違う」
地「大 晦 日」
残妖「あれ?炎さんはどこに…」
冥花「炎なら年越しそば大量に作ってるけど」
霊華「だいたい私のせい。」
碧「せっかくだ、EXTに色々言ってもらう」
地「手紙がきてるーw残妖、よんでw」
残妖「私ですか…何々?」
【どうもこんばんは?こんにちは?EXTENDEDです。名前ころころ変えてすまんね。本当に。
今よく聴いてる曲はnightbird l○st wingです】
碧「やめろ」
地「K○NMAIネタが多かったなぁwww」
【あと800レベになりm】
碧「 や め ろ 」
霊華「残妖、ネタ部分はスルーでお願い」
残妖「7割ネタなんですけど…」
【MHX要素を組み込もうとして実はこのあとの内容大きく変えちゃってます。まぁそこまで更新するかどうかも怪しいレベル。本編も短めにしてますし。ラギアさんの調理方法募集!みみよr】
地「豪快に焼けばいいと思うw」
冥花「あれを焼くの…?」
霊華「ガノトトスはおいしいって聞いたけどラギアクルスはどうなのかしら」
【クロスオーバーは更新が遅れたりONLY☆ONE☆設定がいぱーいだったり、いろいろと迷惑と困惑をかけたけど楽しかったですよっと】
冥花「農作業…悪くはなかったよ」
霊華「あっちの人達のご飯がもう一回たべたーい!」
残妖「ツバキさん…元気かなぁ」
地「オーバーリミットした結果が俺らだよ!」
碧「絶賛インフレ中。特に炎と地、おまえら。」
【来年の更新ペースは超ゆっくりです、はい。忙しくなりそうなんで】
碧「嘘だろこれ」
霊華「嘘ね、これ」
【それじゃよいお年を!】
地「くぅ〜w疲れました。これにて手紙は終了です」
残妖「いえ…まだ少しあります…」
地「えっえっ」
【何?!最後の招待状なら、ラージャンは10分後沸きではないのか!?】
碧「 や め ろ 」
冥花「ちなみにいきなり同時らしいわ」
炎「全くなんで俺がそばを大量に作らなければならないんだ」
黒「他の次元にもそばのデリバリーをするからだろ」
翠「必ず存在する…モンハン次元も」
黒「パワーインフレの成れの果てが俺と翠。まさにいい例じゃないか」
翠「むやみなインフレは非常に危険よ〜ほどほどにね!」
炎「…つーことで、必要があったら年越しそばを次元を越えて送り飛ばす。余ったら霊華が処理する」
翠「今年のことを思い出す効果があるからおすすめよ〜♪」
- 日時: 2015/12/31 18:21
- 名前: ダブルサクライザー ◆4PNYZHmIeM (ID: S9.azyDU)
輪廻の唄組の年越し
アスト「今年はEXTENDEDさんとのクロスオーバーを頑張ったなぁ……俺、主人公らしい活躍ほっとんど無かったけど」
カトリア「何て言うか、地さん達の次元が違いすぎなんだよ、きっと……」←作中で三回ほど死にかけた
ツバキ「炎さんが自分で腕引きちぎって自己再生してた時点でおかしいとは思ってたけど……はぁ、残妖さん可愛かったなぁ」
ライラック「地と碧がユクモ村に地面空けまくったとこの修理、全部アタシがやったんだよ?」
エリス「……依頼を受注してから、狩り場まで移動、ターゲット狩猟、そこから帰還まで五分もかからなかった地さんとは一体」
マガレット「自力で代謝を上げるってどうやるんですか……碧さん教えてくださいお願いします」
シオン「私ってそもそも出番ありましたっけっ?」
ニーリン「私もらしい活躍が無かったがな。極限ジンオウガとの戦闘も参加しておらんのだし」
セージ「ほとんど空気に近かったニャ。オレらしくもニャい」
ユリ「あの世界だけだったとは言え、アストくんと結ばれてとっても嬉しかったよ。楽しいことや怖いこともあったし、アストくんと、その……いっぱい、キ、キス、もしたし……」←真っ赤
ルピナス「炎さんとの絡みもあってぇ、事実上のメインヒロインでしたぁ。炎さん、またごはん食べてくださいねぇ」
アスト「みんなの今年の振り返りも済んだところで、俺たちはしばらくお休み」
カトリア「来年からは、新しい主人公とヒロイン、オトモ達が頑張るから、お楽しみに」
ユリ「ではでは、大晦日と言うことにちなんで今一度……」
全員「皆さん、良いお年を〜!!」
サクラ「皆さん今年もお疲れ様でした。来年もここで小説を描き、そしてクロスオーバー。楽しみにしつつ、僕はこれから頭に花を咲かした阿呆どもを相手にバイトに行ってきます。ではでは!」
- 日時: 2015/12/31 22:58
- 名前: 翼の勇車 (ID: aYLnR2q0)
モンスター&ハンター年末ss
トトス「便乗乙」
勇車「やかましいわ、別にいいだろ年末ぐらいわいわい賑わっても」
ギザミ「そうそう、いいじゃないの。語り合おうよ!」
クック「何というか、これを俺達がやっていいのか怪しいがな……。作品はリメイクで復活したとはいえ、今年のハイライトはどう考えてもアルセルタスだろう」
勇車「いいんだよ、このスレッドでの我の作品の代表はお前らなんだから」
ゲネッポ「それで、何するんや? ワイに至ってはリメイク版やとまだ出とらへんし、話す事なんて思い当たらんねやけど」
勇車「何も今年の事を話さなくちゃいけないわけじゃないさ。来年から徐々に展開されていくであろうこのモンスター&ハンター、それに向けてーっていうのもアリじゃないか?」
◆
勇車「そんな訳で! 流石に全員は厳しいので、主人公二人とモンスター組メイン5匹にお願いしたいと思います!」
ミズキ「えっと、何だかリメイク前よりパワーインフレが凄いって聞かされてるけど、頑張ります!」
カスケ「何だか結構壮大な設定が付け加えられちゃったけど、めげずに頑張るよ」
ネオ「オレh――」
クック「俺は……そうだな。まぁ、今まで通りにやっていければいいかと思っているぞ」
ネオ「えっ」
トトス「俺様も、がんっがんトトス武勇伝を積み重ねていくつもりだぜェ!」
ネオ「ちょっ」
ギザミ「ボクも、ミズキを守れるように頑張るよ!」
ネオ「待っ」
ルカ「お、お兄ちゃんとお姉ちゃんの足を引っ張らないように、頑張る!」
ネオ「……」
ゲネッポ「ワイはいつも通り! 楽しく、美味しく、力強くをモットーに頑張っていくで!」
ネオ「知ってたにゃ……分かってたにゃ……俺は空気なんだにゃ……」
- 日時: 2016/01/01 00:42
- 名前: EXTENDED ◆FGU2HBsdUs (ID: 2CCqshvM)
炎「新年、」
地「あ」
碧「けまして…」
残妖「おめでとうございます。」
霊華「今年も」
冥花「よろしくお願いします。」
碧「地、おまえちょっと来い」
地「ゑゑゑ?!」
霊華「いつになったら元の世界に…」
師条「先に俺達と合流しろよ…」
涙那「ある意味ネタバレだぞ?」
BLAZE「まぁいいだろ、結末が悲惨な者だっている」
満「関係ない。」
奏連「あれ、そばはどうなったの?」
霊華「おいしくいただきました。」
優李「どういうことなの…」
美兎「あれ…?二人ともどことなk」
碧「 や め ろ 」
Blizzard「あたいは今年、活躍するよ!さいきょーになる!」
冥花「その前に彼を倒してみてはどうだい?」
炎「あ?」
残妖「…(ものすごくどうでもいいことですが、会話だけでキャラを判別するのが難しい人達が多いような…)」
EXT「ということで今年もよろしく。」
全「「はやく本編orもう一つを更新しろ!!/しなさい!!」」
EXT「ヘアァ!?」
キャロ「ハァッ☆」
- 日時: 2016/01/01 00:54
- 名前: 青空 (ID: pILypoMK)
初めまして、モンハン小説は初めてなので、上手く書けないと思うのですが宜しくお願いします。
タイトル:ハンター達の目的
第一話 新たな拠点、ペルナ村
俺の名前はイツキ。
兄もハンターで、拠点はバルバレだ。
???「君がハンターになりたい、イツキくんだったね。」
俺の拠点となる村、ペルナ村の村長だ。
「宜しくお願いします。」
「うむ、こちらこそ。 君に最適なクエストを用意してある。やってきてくれ。」
俺は初の狩りに出かけるのだった。
「…これでクリアか」
クエストをクリアして、村に帰った俺は驚いた。
村長の話によると、俺のオトモアイルーになるアイルーが逃げ出したらしい。 しかも、最近、大型のモンスターが出没するらしい。
俺は、救いだしに向かうのだった。 そして、そこにいたモンスターは尻尾が刀のような形をしていた…
俺はアイルーを救うために戦ったのだが、そいつはとても固く、攻撃が弾かれてしまうのだった…
アイルーを救って帰ろうとしたその時、事故は起きた。
そいつの刀の一撃が俺の背中、足に当たり、倒れてしまった
「俺に構うな!早く逃げろ!」
「ハンターを置いて逃げられないニャ!」
その時、ギルドが迎えに来てくれた。なんとか死なずにすんだのだが、問題なのは、そのモンスターの名前だ。
ギルドによると、斬竜 ディノバルドだそうだ。古代林に生息するモンスターだ。
「俺、この村で目標が決まりました。」
「ほう、何だね?」
「ディノバルドを討伐することです。」
「う〜ん、それは難しいが頑張りたまえ。」
「あ…は、はい。」
第二話 筆頭ハンターと筆頭ガンナー予告 ディノバルドの討伐を目標に、日々クエストに励む毎日。が、しかし、傷だらけの体で村に来たハンターは、兄と面識のあるハンターだった!果たして、兄との関係は? 続く
- 日時: 2016/01/01 09:21
- 名前: 空剣 (ID: B8Bjodh4)
晴れた空に、一筋の赤。
それを見上げる、銀髪の女ハンター。
彼女は目にした。
王者の敗北を。
新たなる王の誕生を。
その勝利の雄叫びとともに、新時代は幕を開けた。
モンスターハンターX ベルナ編
第1話 終わりと始まり
壁を突くピッケルの甲高い音があたりに響き渡る。
銀髪で片方の目を隠し、ベルダー一式と鉄刀で身を固めた女ハンターのアリアは、白銀でワントーンのオトモ、Kと共に森丘で採取クエストに励んでいた。
竜の卵を2つ納品せよとのことだが、卵を運び出したら全神経が疲れ果てるため、先に採掘を済ませていた。
その日は、いつもと変わらぬ日だった。
草食竜は草を食み、鳥竜種がそれを狩り、怪鳥が時々騒ぐ。
そんな、いつもの森丘だった。
不意に、咆哮があたりに響き渡る。
アリアは思わず耳を塞ぎ、Kはのたうち回った。
急ぎあたりを見渡し、声の主を探った。
しかし、それは空を舞っていた。
暗赤の甲殻に身を包み、大きな翼には鋭利な翼爪を持ち、雄々しい口からは紅蓮の炎を吐く。
王者の覇気を身にまとったその飛竜の名は、
「空の王者 リオレウス…!!!」
即座に背中の鉄刀を抜き、戦闘準備に入るアリア。Kも立ち直り、戦闘態勢に入った。
しかし、その咆哮を向けられたのは彼女等では無かった。
空の王者が見つめる先に居たのは、翠色の身体を持つ飛竜[ライゼクス]だった。
その攻撃的なトサカと、電撃を身にまとい操ることから、電竜の異名をとる。
電竜は王者に真っ向から対峙していた。
そして、両者の咆哮と共に、火竜と電竜の決闘が始まる。
ぶつかり合う炎と雷。
ーー今まさに、至高の空中戦が行われていた。
幾度と無く絡み合う両者。
力量は互角に思えたその時、距離を取ろうとした火竜に、電竜のブレスが命中した。
森へ真っ逆さまに落ちる火竜と、追撃する電竜。
落下時の衝撃か、森から砂埃があがる。
ーー暫くして、金属音のような咆哮が森を包んだ。
高く空へ上がってきたのは、電竜ライゼクスだった。
アリアは、思わず突っ立っていた。
目の前の状況が理解出来なかった。
空の王者リオレウスが、敗れたという事実に、ただただ驚愕していた。
その後、王者が空に登ってくることは、2度と無かった…。(続く)
どうも空剣です(^^)
勝手に書かせて頂きました!
1回こういうのやってみたかったんですよねw
いかがでしたでしょうか第1話!
出来ればダメ出ししてくれるとありがたいですけど!
5話くらいで終わる予定なんで、見守ってやってください^^
では失礼します!
- 日時: 2016/01/01 12:01
- 名前: ダブルサクライザー ◆4PNYZHmIeM (ID: WeFWFthC)
モンスターハンター 〜星屑の瞬き〜
序章 星屑は明日への夢を見るか
日は沈み、空が夜の帳を告げて幾数刻を刻もうとする真夜中。
ベッドの中で眠ろうとしていた少年は、寝返りを何度も打つが、一向に意識は眠りに落ちてくれない。
だが、苛立ちは感じない。
何故なら、少年にとって明日は楽しみにしていた記念の日だからだ。
モンスターハンター。
それは、モンスターと言う強大な存在を狩り、糧を、富を、力を、喜びを得る職業だ。
ハンター教官の厳しい訓練にも堪えて、明日は晴れてモンスターハンターとして依頼を受けることになる。
どうしても眠れないと感じた少年は、少しだけ外で風を浴びようとベッドから身体を起こして立ち上がった。
男にしては少し伸びた金髪。
掘られたばかりの翡翠のように、硬い輝きを持つ碧眼。
顔立ちはまだ子どもらしさが残る容姿。
少年は静かに戸を開けて外に出た。
夜空は、満天の星空。
曇りひとつない藍色のキャンパスに散りばめられた星々と月が彩る。
少年は少しの間だけ、それを惚けたように見上げていた。
ちょうど少し前の、夜間訓練のもこんな空だった。
その時、教官はこう言っていた。
「あの星の数だけ、ハンターを志す者がいて、実際に武器を手にしてモンスターを狩ることが出来るのがその半分、さらにその十分の一以下に、英雄と呼ばれるハンターが存在する。それがどの星か分かるか?」
少年は迷わずに、自分が見える中で一番眩しそうに見える星を指した。
教官は正解を答えなかった。
ただ、「今お前が指した星が、お前となる星だ」と言った。
いつかに見た、自分が見える中で一番眩しそうに見える星を指す。
「あの星が、俺の星」
あの星はどこへ行くのだろう。
それとも、どこへも行かず、側にいてくれるのだろうか。
まるで、未来の自分に問い掛けているような気分だった。
その答えを知るのは、明日の自分以外にいない。
なら、その明日を知りに行こうと、少年は家の中に入ってベッドに戻り、眠れるまで待つことにした。
ココット村。
モンスターハンターと言う職業がまだ一般化していなかった頃、現村長が三人の仲間と共にモンスターを狩ることを生業としていたことが、モンスターハンターの始まりだったと言われている。
狩りに出るときの最大人数は四人まで、一角竜モノブロスの狩猟は一人で行う、と言った暗黙の了解を作った人物でもあった彼は、今はココット村の長となっている。
彼が使っていた片手剣、ヒーローブレイドは、今なお村の桜の木の下に突き刺さっており、使われるべき主から引き抜かれるのを待ち続けているのだと言う。
舞い散る桜の下で、少年は身支度を整えいた。
後ろに伸びた紙は、ヘアゴムでしっかりまとめて短いポニーテールにしている。
分厚く硬い毛皮に、金属の装甲。
ココット村伝統の防具、ハントシリーズだ。
昔は「ハンターシリーズ」と言う名義だったが、大陸各地で新たなスタイルの「ハンターシリーズ」が一般化、浸透したために、それらハンターシリーズのプロトタイプと言う概念から名義を変更したらしいが定かではない。
それらを全て身につけ終え、最後に二振りの短剣を棚から取りだし、背中に背負った。
鉄鋼素材の双剣、ツインダガーだ。
「装備よし、ポーチの中もよし……よしっ」
身支度の確認を終え、少年は自宅を出る前に、ベッドの側に立て掛けられた、二つの肖像画の前に立った。
「行ってきます……父さん、母さん」
声静かにそれを告げてから肖像画に背を向けて、玄関の戸を開けた。
道行く村人達と挨拶を交わしながら、少年は村長の家の前にいる、赤い制服に身を包む女性に話し掛けた。
「おはようございます、ベッキーさん」
彼女は本来、ミナガルデの街で勤めるギルドガールだが、今は訳あってココット村で受付嬢として勤めている。
「あら、シルバくん。おはよう」
ベッキーは少年ーーシルバ・ディオーネーーの顔に向き直ると、お得意の営業スマイルを浮かべる。
「君も、ついにハンターデビューね」
「はい、教官やベッキーさんのおかげで」
シルバも訓練中に、ベッキーから手解きを受けたこともあり、村のお姉さんと言うより、第二の教官に近い目で見ている。
「……もう、一年だったかしら?」
ふとベッキーは、シルバの顔を見ながら、遠くを見るような目をした。
「はい……母さんは二年、父さんが他界して一年です」
そんな彼も、ベッキーの視線から逸らしながら答えた。
「でも、一人暮らしってのもいいもんですよ。全部一人でしなきゃいけないけど、気楽ですし」
話が暗い方向になる前に、シルバはわざと声を明るくした。
ベッキーもそんな彼の意図を分かってか、崩しかけた営業スマイルを立て直す。
「そっか。じゃあ、早速依頼を受けてもらおうかしらね」
ベッキーは依頼状の束を取り出し、その内の一枚を抜き取ってシルバに差し出した。
「最初に受けてもらう依頼は、『特産キノコ』の納品よ。ま、いくらルーキーだからって、これくらいは出来てもらわなきゃね」
依頼状には、特産キノコを十本ほど納めてほしいとの旨が記載されている。
それを目に通してから、シルバは小さく笑って頷いた。
「ははっ、さすがにキノコ狩りくらい出来ますって」
「随分自信があるみたいねぇ、頼もしいこと」
冗談混じりに茶化しつつ、ベッキーは依頼状の半券を切ってシルバに手渡す。
「何にせよ、怪我だけしないようにね」
「はい!じゃ、行ってきます!」
半券を受け取り、シルバは意気揚々と村の出入り口へと向かい、狩り場への道のりに足を踏み入れた。
……シルバが村を出発して数分後、ベッキーはふと思い出したように呟いた。
「あ、そう言えば最近森丘に、大型飛竜をよく見掛けるって言うの忘れてた……ま、そこまで運悪く遭遇はしないでしょ」
実際、最新の情報で森丘に大型モンスターの姿は確認されていないとは聞いている。
それに、あくまでもキノコ狩り。
初めての依頼で欲張って飛竜の巣に踏み込んで卵を盗もうなどとは考えないだろう。
「う〜ん、なんかちょっと不安かも?」
何か嫌な、と言うか、面倒な予感がする。
果たしてその予感は当たったのか外れるのか。
その答えは、すぐに出ることになるーーーーー。
- 日時: 2016/01/01 11:59
- 名前: ダブルサクライザー ◆4PNYZHmIeM (ID: WeFWFthC)
>>101 >>102
新人さん明けましておめでとうございます、アンド初めまして。
長らくこの小説掲示板でこそこそと書いているダブルサクライザーと申す者です。どうぞ、気楽に気長に。
- 日時: 2018/01/01 05:29
- 名前: クルセイダー (ID: WS1cFNJu)
小説スレに来たのは何年ぶりだろうか……(元ガンランスの王でございます)
気がついたらもう五代目か……
……よし、書こう!
ハンターズアドベンチャー 〜エピソード クロス〜
登場人物
天翔 廻斗(てんしょう かいと)
・17歳
・白髪、灰眼
・好きな食べ物 米(特に五穀豊穣ロックライス)
・使用武器 THEインパルス
・防具ビジュアル アーク一式
この物語の主人公。挫ける事を知らない、強い心の持ち主。恐太と息を合わせて色々な技を編み出す。
使用武器種はガンランス。
天翔 轟華(てんしょう ごうか)
・15歳
・赤髪、金眼
・好きな食べ物 肉(特にホロロースのマグマ煮込み)
・使用武器 レックスハウル
・防具ビジュアル ティガ一式
廻斗の妹。はつらつとした性格で、ムードメーカー。兄の廻斗が大好きで、いつも側に寄り添っている。廻斗がいないと性格が真逆になる。
使用武器種はヘビィボウガン。
凶炎 恐太 (きょうえん きょうた)
・17歳
・緑髪、緑眼
・好きな食べ物 野菜(特に天空の雪山サラダ)
・使用武器 テュランノス
・防具ビジュアル バンギス一式
廻斗の友達。モンスターの動きを分析し、作戦を企てて戦う策士。
幾多のアイテムや技を開発した。
が、家事はダメダメ。
使用武器種はスラッシュアックス。
凶炎 妃弓花(きょうえん ひゆか)
・15歳
・青髪、赤眼
・好きな食べ物 魚介(特に古代真鯛の夜鳥仕立て)
・使用武器 ツインネイル
・防具ビジュアル エンプレス一式
恐太の妹で轟華の友達。しっかり者であり、物事を淡々とこなす。料理が上手い。
よく轟華や恐太を叱っているが、根は優しい。窮地に立たされると、真の力を解放する。
使用武器種は双剣。
重徹 甲(じゅうてつ こう)
廻斗の友達。仲間の為なら手段を選ばないタイプ。モンスターを操る技を扱う。特に甲虫種を操るのが得意。
使用武器種は主に片手剣。
グナイアクト=バーフレイノ
・21歳
・赤髪、赤眼
・好きな食べ物 肉全般
・使用武器 覇神剣フレカムトルム(覇剣エムカムトルムの赤色バージョン)
・防具ビジュアル コトルシリーズ
ココット村に住んでいるハンター。通称"覇の神"。
大剣の周りに炎を纏わせ、刃にして勢いよく斬り下ろす必殺技を持つ。
使用武器種は大剣。
ムルシューフ=リートルンド
・21歳
・黄緑髪、オッドアイ(左緑 右黒)
・好きな食べ物 特にない
・使用武器 ヴェルデ=ダオラ(グラン=ダオラの緑色バージョン)
・防具ビジュアル クシャナシリーズ
各地で大活躍している医者。昔はグナイアクト達と共にハンター業を営んでいた。通称"知の神"。
銃口に風を集めて一気に解き放つ必殺技を持つ。
使用武器種はヘビィボウガン。
ファラース=アクシャンタ
ユクモ村に住んでいる元ハンター。昔はグナイアクト達と共にハンター業を営んでいた。
火流姫 亜樹(かるき あず)
・15歳
・赤髪、金眼
・好きな食べ物 野菜、穀物
・使用武器 テオ=ストライカー
・防具ビジュアル カイザーシリーズ
謎の組織の幹部の一人。基本的に無口。性格は温厚だが、任務の遂行時は人間離れした力を解放する。使用武器種は主にチャージアックス。
火流姫 詩衣葉(かるき しいは)
・13歳
・橙髪、金眼
・好きな食べ物 肉、魚介
・使用武器 テオ=ストライカー
・防具ビジュアル エクスゼロシリーズ
亜樹の妹。活発で元気なボクっ娘。敵と見なした者には毒舌と大爆発をお見舞いする。
使用武器種は主にチャージアックス。
雷霧 喜羅来(らいむ きらら)
・20歳
・金髪、黄緑眼
・好きな食べ物 特にない
・使用武器 叛逆の激鎚
・防具ビジュアル レギオスシリーズ
謎の組織の幹部の一人。一度忠誠を誓った人物には命を賭けて護る執念を持つ。かなりの実力者で、古龍種を一人で退けられる程の力を持つ。使用武器は主にハンマー。
シェンド
・18歳
謎の組織の部下の一人。少々口が悪い。
使用武器はチャージアックス。
ミア
・17歳
謎の組織の部下の一人。亜樹と喜羅来に憧れている。
使用武器は片手剣。
ヴァール
・17歳
謎の組織の部下の一人。治療が得意。
使用武器は狩猟笛。
巨電 泡斬(きょでん ほうざん)
・32歳
謎の組織のボス。新しい世界を創ろうと目論んでいる。自分の邪魔をする者は誰であろうと葬る。
四色に光る太刀と、一対に炎、一対に水を宿す双剣を扱う。
天翔 天津(てんしょう あまつ)
・20歳
伝説のハンター。廻斗と轟華の兄。重傷用の特効薬を持ち歩いている。1年前の事件で行方不明に。
凶炎 煌(きょうえん こう)
・20歳
伝説のハンター。恐太と妃弓花の兄。薬のスペリャリストでもある。世界を回る旅に出ている。
- 日時: 2016/01/01 16:11
- 名前: クルセイダー (ID: YaD0t8hs)
ハンターズアドベンチャー 〜エピソード クロス〜
プロローグ 『過去という名の悪夢』
ドッゴオオオン、ドッガアアアン
1年前、ある古龍の襲撃により、一つの村が滅びた。ほとんどの住民が亡き者となったが、たった
4人だけ、生き残った住民がいた。
ーーハンター達だった。
廻斗『ちっ、何であいつが此処に……!』
轟華『わたしたちの、故郷が…』
恐太『逃げるしかない、逃げるんだ!』
妃弓花『あの野郎!わたしたちの故郷を返せ!』
恐太『ちょっ、妃弓花!今は逃げる事を考えろ!』
廻斗『くっそおおおおおお!!』
--------------------------------------------
廻斗『っ!思い出すだけでも頭が……』
轟華『何で今思い出すの!?止めて!』
廻斗『悪い。』
恐太『とにかく、今はこいつの狩猟に集中しろ。』
妃弓花『中々ウザいな……ホロロホルル…。しょっちゅう目を回してくるし、眠気を誘ってくるし……これじゃあわたしの力が発揮出来ない!』
廻斗『まあまあ、落ち着けって……。恐太、策は?』
恐太『あいつの周りに鱗粉が出現したら直ぐに身を退け。』
廻斗『あれっ、恐太にしては至って普通のアドバイスだな。』
恐太『まだあいつの動きがつかめてないんだよ……』
廻斗『……まあいいや。行くぞ!』
轟華『うん!』
恐太『ああ!』
妃弓花『了解!』
続く
- 日時: 2016/01/02 16:26
- 名前: EXTENDED ◆FGU2HBsdUs (ID: jAztFJxC)
第46話 一瞬
〜エリア11〜
「動きが全然違う!」
「くそっ地上と段違いだ」
ぽんd…じゃなくて、ロアルドロスは水中になると本性をだすというかなんというか…
地上では何一つ苦戦する事ない者でも、水中となるとそうはいかない。
こっちには不利な条件が、相手には有利な条件が加算される
「ピェエエ!!」
「っ?!」
ロアルドロスは突進で涙那に襲い掛かる。咄嗟の事に体が反応遅れたためか、もろではないが突進を受けてしまった
「涙那!ちぃっ、こいつは読めん…!」
「だ、大丈夫です…まだなんとか…っ?!」
涙那は忘れていた。ここは水中、息をすることはできない
一撃を喰らえば、その分水中でいられる時間は減少する。酸素の湧き出るポイントにいくか、水面まで上がるしかない。
(誰ですか、ならしゃべるなっていったのは。)
「ピェエ!」
「ちぃっ!」
涙那が危ない状況であることをロアルドロスが見逃すわけがない。再び彼女に突進を仕掛ける。
そうはさせるかと、師条はBLAZEが作成した狂竜ウイルス圧縮薬を噛み砕き、己の体を活性化させる。
―全身の感覚が変化する
今まで感じていたモノとは違う。
海流の流れ、相手の速度、位置、予測されるルート…それらをまとめて一瞬で読み取る。
そして突進に合わせ、
パシュッ!!!
矢を放つ。威力が落ちない限界のところでロアルドロスの頭にヒットさせた
「ギャォオ?!!」
矢ははじかれる事なく、一点に刺さった。正面衝突に似たぶつかり方故に、受けるダメージは通常より大きい。
涙那に当たる前にロアルドロスは止まった。まだもがいている。チャンスは今しかない
「もう少しだけ耐えてよ…!」
水面に上がる限界まで、涙那はロアルドロスをきりつける。狙う部位は弱点のたてがみだ。
「貫く!」
師条は放つ弓を貫通弓に変更する。狙う部位は…
バシュンッ!!
「ギャオオ!!!!」
尻尾だった。頭付近には涙那がいるため危ないと判断した。そのため尻尾に矢を打ち抜く。
たてがみを集中攻撃していた涙那は、ポンデ自慢のたてがみを部位破壊したところで水面へ上がっていった。ロアルドロスは身の危険を感じたのか、そのエリアから逃げ出していった
とりあえずは一件落着というところだろうか。
「って、俺も酸素足りん…」
師条もとりあえず水面を目指す。
〜エリア10〜
ひとまずエリア10に逃げてきたロアルドロス。
しかしその逃げた目の前にいたのは…
「なんだ?もうここまでできるようになったのか。十分だな。くくっ」
「えー…もうこんなに上達したのですか…すごいですね、あのお二人さん」
美兎と…BLAZEだ。よりによって逃げた先に最悪の者と出会ってしまった
その後、海にはロアルドロスの残骸が浮かんでいたとの報告があったとか…
そういえばMHXには狂竜身とかいう、狂竜病感染状態にする薬があるとかなんとか
…BLAZEが先に似たようなものを作り、師条が使っていたわけになるのか
- 日時: 2016/01/01 22:40
- 名前: EXTENDED ◆FGU2HBsdUs (ID: 2CCqshvM)
番外編 狩技、スタイル取得の道 続き
「よーしw次は太刀だよーwww太刀の狩技その1!…読み方わかんない!」
「わからないならせめて文字だけでも…」
「練気解放円月斬りU…だ!!」
碧の次は冥花と残妖に太刀の狩技を教える。
「これは気を練り練りしながら刃ぐるーんで、己の練気を一時的だけど爆発させる!!すると一定時間内なら練気ゲージが減らない!気刃斬りし放題!!」
地の説明の一部が適当だが、筋は通っている。噛み砕きながらも二人は説明を聞き、質問する
「気を練りつつ刃を回すってどうやって…」
「集中して一気にどん!」
「わかったわ。練習したいからちょっと斬っていいかしら」
「へぁあ?!」
ある意味地の言う事はただしいのだが、それでマスターするのは炎や碧くらいだろう…。
とりあえず地を対象に、狩技を試してみる
「(自身の練気を蓄えて…一気に!)せいっ!!」
「(練気が溜まる瞬間…ここね)はっ!!」
「おー、できてるできてる。」
二人とも、成功したみたいだ。
「そしてそのまま…」
「追撃!!」
「やめーい!!!」
「次、読めねぇ!鏡花の構え!心を穏やかに、そして集中(その)の極み(にある勝利を!)に達する事で、相手の攻撃をいなして反撃する!持続時間はそんな長くないが、発動はすぐだからさ、カウンターみたいな感じで使おうって感じ!」
「一部余計な言葉が聞こえた気がしたんですが…」
地の説明は今度はまともではあるが、なにかいらない言葉が入っている気もした。
それはとにかく、二人はそれの練習を開始するのだが…
「何もなかったら余裕だからさ、ちょっと状況をあわただしくしまーすwwww」
「すんな」
「ほげぇ!!!」
何か企む地をねじふせたのは碧だった。心を穏やかにする練習からはじめなければならないのに、いきなり状況を作ろうとする地が悪い。
…そんな地をスルーして練習するのだが、この技は何かが当たらない限り反撃できない。
すぐに集中の極みへ達した二人ではあったのだが、相手の攻撃がないため集中が途切れてしまった。
「はぁー…厳しいですね。でも練習を重ねたらまだまだ長い間できそうな気がします」
普段剣術を扱う(?)残妖は狩技の習得が早い上に、それを強化しようとしている。
「そうなのかい?!あたいには無理…」
それに対し冥花は標準時間が限界だ。使用後に疲れも見えることから使用はまだ控えておきたいところ…
「最後!桜花気刃斬!読めた!万歳!バックステップして一気に前方を斬りぬける!斬られた箇所は時間差で傷口が開く。極意の一つらしく、当てると太刀のオーラが1段階あがるらしい。」
珍しく地の説明がまともではあるのだが…
「一気に前方に斬りぬけるだけでなんでオーラが1段階あがるのですか?」
どうしてもその点が気になってしまう。
それに対する地の答えだが…
「ほら、大回転斬りのときって思いっきり練気使ってやるじゃん?それに似てる!前方に一気に斬りかかることとか!まぁ練気ゲージいらないんですけどねこっち。」
ある意味あっているようなあっていないような答えをだしてくる。ちなみに当たらなかったらオーラはあがりませんよ、もちろん。
「とにかく、がんばろう!(実際当てるとさ、桜が散るエフェクトが出るけどこれではさすがにむr)」
「やぁっ!!」
バシュバシュンッ!!!
「ちょ、ゑゑゑ?!」
残妖がためしにかかしへ斬りかかったところ、見事に桜が散るエフェクトと、オーラの強化が発生していた。
「なるほど、こうなるのね。あたいにできるかな…」
という冥花ではあったが、後に試したときはあっさりとできていた。
「ここからはスタイル…俺が担当する。ギルドは今まで通り、ストライカーは…移動斬り、ジャンプ二連気刃斬り、気刃踏み込み斬りができん。」
「狩技はギルドが2、ストライカーが3…」
「そうだ。エリアルは跳躍後か練気解放円月斬り直後しか気刃斬りができない」
「「え?!」」
炎のいうことに驚きを隠せない。そりゃ通常時に気刃斬りが出来ない点は驚くだろう。跳躍の内容を理解できてないのだから。
「跳躍後の仕様が多少やっかいだな…白以上のオーラがあるなら気刃三連斬りから大回転が可能となる。まぁ跳躍後にジャンプ二連斬りでまずは大回転につなげろ」
太刀のエリアルスタイルは、跳躍を重視している。そのため跳躍ができなければ話にならない。
「うーん…私はパスかなぁ」
この仕様に残妖は向いていないと判断した。
「あら、あたいは面白そうだけど。しばらくこれにしてみようかしら」
逆に冥花はこのスタイルにむいていると判断したらしく、しばらくはエリアルスタイルにすることとした。狩技は桜花気刃斬にしておいた
「ブシドーは斬り下がりの代わりが左移動斬りとなる。また大回転斬りは封印される」
「こちらもですか…」
エリアルスタイルに続き、ブシドースタイルでも大回転に制限がかかる…いやこちらは大回転ができなくなるんですけど。
「その代わりジャスト回避後に一文字斬り、そこから気刃無双斬りが出せる。気刃無双斬りの2撃目を当てればオーラが強化される」
「なるほど、大回転の代わりとなるわけですね」
「ジャスト回避ができれば、だがな…」
ジャスト回避からオーラ強化の無双斬りを出す事ができるのがブシドースタイル。いかに回避することができるかが重要となるだろう
「ぎりぎりで避けて反撃する…これにします!」
残妖はこのスタイルを選ぶ事にした。狩技は鏡花の構えだ
「ところで俺らは?www」
さて狩技とスタイルを教えていた地と炎の狩技とスタイルであるが…
「俺は…不確定。混ぜ込む」
戦況に応じてスタイルを変化させるのが炎
「じゃぁ俺はギルドかブシドーw状況で変更するわwwwまぁ、都合よくジャスト回避して攻撃後変えるとかはしませんのでイカよろしく〜」
地はギルドかブシドーにした。狩技も変わるらしい…いいのかそれ。だめだろ…
- 日時: 2016/01/02 02:12
- 名前: 空剣 (ID: U.8j73dv)
晴れた空に、一筋の赤。
それを見上げる、銀髪の女ハンター。
彼女は目にした。
王者の敗北を。
新たなる王の誕生を。
その勝利の雄叫びとともに、新時代は幕を開けた。
モンスターハンターX ベルナ編
第1話 終わりと始まり
壁を突くピッケルの甲高い音があたりに響き渡る。
銀髪で片方の目を隠し、ベルダー一式と鉄刀で身を固めた女ハンターのアリアは、白銀でワントーンのオトモ、Kと共に森丘で採取クエストに励んでいた。
竜の卵を2つ納品せよとのことだが、卵を運び出したら全神経が疲れ果てるため、先に採掘を済ませていた。
その日は、いつもと変わらぬ日だった。
草食竜は草を食み、鳥竜種がそれを狩り、怪鳥が時々騒ぐ。
そんな、いつもの森丘だった。
不意に、咆哮があたりに響き渡る。
アリアは思わず耳を塞ぎ、Kはのたうち回った。
急ぎあたりを見渡し、声の主を探った。
しかし、それは空を舞っていた。
暗赤の甲殻に身を包み、大きな翼には鋭利な翼爪を持ち、雄々しい口からは紅蓮の炎を吐く。
王者の覇気を身にまとったその飛竜の名は、
「空の王者 リオレウス…!!!」
即座に背中の鉄刀を抜き、戦闘準備に入るアリア。Kも立ち直り、戦闘態勢に入った。
しかし、その咆哮を向けられたのは彼女等では無かった。
空の王者が見つめる先に居たのは、翠色の身体を持つ飛竜[ライゼクス]だった。
その攻撃的なトサカと、電撃を身にまとい操ることから、電竜の異名をとる。
電竜は王者に真っ向から対峙していた。
そして、両者の咆哮と共に、火竜と電竜の決闘が始まる。
ぶつかり合う炎と雷。
ーー今まさに、至高の空中戦が行われていた。
幾度と無く絡み合う両者。
力量は互角に思えたその時、距離を取ろうとした火竜に、電竜のブレスが命中した。
森へ真っ逆さまに落ちる火竜と、追撃する電竜。
落下時の衝撃か、森から砂埃があがる。
ーー暫くして、金属音のような咆哮が森を包んだ。
高く空へ上がってきたのは、電竜ライゼクスだった。
アリアは、思わず突っ立っていた。
目の前の状況が理解出来なかった。
空の王者リオレウスが、敗れたという事実に、ただただ驚愕していた。
その後、王者が空に登ってくることは、2度と無かった…。(続く)
どうも空剣です(^^)
勝手に書かせて頂きました!
1回こういうのやってみたかったんですよねw
いかがでしたでしょうか第1話!
出来ればダメ出ししてくれるとありがたいですけど!
5話くらいで終わる予定なんで、見守ってやってください^^
では失礼します!
- 日時: 2016/01/02 02:29
- 名前: 空剣 (ID: U.8j73dv)
すみません↑ミスですこれ
- 日時: 2016/01/02 10:12
- 名前: 青空 (ID: ZJa94bmx)
第二話 筆頭ハンターと筆頭ガンナー
ドスマッカオを倒した俺は、今、家で次の狩りの準備をしている。
「じゃあ、行くぞ。」
「ちょっと待つニャ!」
「まだ僕の名前が無いニャ!」
「あ…忘れてた。」
10分後…
「じゃあ、これからお前の名前はダークだ!」
「よし、狩りに行くニャよ。」
無視されてしまった…
リノプロス討伐のクエストだった。別に苦戦する相手じゃないけど、頭が固い。 まあ、双剣だから体狙いで攻撃したら、すぐ死んだけど
村に帰ると、そこには傷だらけのハンターと思われる人が二人いた。
「丁度良いところに帰ってきたな、イツキ。」
「村長さん、この人達は?」
「どうやら、筆頭ハンターのようじゃ。」
その筆頭ハンター達が起きた。
「おや、君はイツキ君かね?」
「はい、え? なんで俺の名を知ってるんですか?」
「実は、君の兄 フウ君の知り合いなんだ。」
「おっと、自己紹介がまだだったね。俺は筆頭ハンター、ラグだ。」
「私は、筆頭ガンナー、レイよ。宜しく。」
「こちらこそ、宜しくお願いします。」
「君は集会場にいったりはするかね?」
「集会場?行ってないですけど…」
「よし、じゃあ、行ってみよう!」
次回 第三話 集会場!新たなモンスター!
どうも、こんにちは。 今回は会話が多くて、めんどくさい展開だったと思っています。 筆頭ガンナーさん、会話が少ないけど、ちょっと無口だけど、仲間思いのキャラですw集会場にも触れていってるので、どうしようか迷ってますw
筆頭ルーキーと筆頭ランサーに関しては、今後、出るかも?ルーキーは出さないと思うんですがね。
時間もないのでさようなら〜
- 日時: 2016/01/02 10:28
- 名前: 翼の勇車 (ID: j/cfqNK1)
ひょぉぉ、やはり目次は更新ちょっとサボると恐ろしい事になるっぽいな……。
てなわけで目次更新いたしました!
どうやら新人さんもまた数名、そして初代スレッドでお世話になったガンランスの王さん改めクルセイダーさんも戻ってきてくださいました! 嬉しい限りです!
あ、それとなんですが、目次への載せ方にご不満や意見等ありましたら全然言ってくださいな。
- 日時: 2016/01/03 01:39
- 名前: EXTENDED ◆FGU2HBsdUs (ID: Q49yMP6Y)
もうひとつの物語、外伝
〜村最終クエストの洗礼〜
※時間軸は全く一致していません
※そんなに長くする気はないです。4クエ分だし…
※暴走させる気はない。
「おーい、炎ー、変なクエストが4つ届いたで〜」
「はい?」
いつも何をしでかすか分からない地が、またよくわからないことをしていた。
普段クエストなどスルーし、無駄なクエストを受ける気にならない彼が、わざわざ4つもクエストをもってきた…いやな予感しかしない。
「何持ってきたんだお前…」
ものすごくいやそうな顔をしている碧。かすれた記憶のなかに、同様の出来事、そしてその内容が思い出される。
―その時の悪夢も
「よく見ろー!これが!届いたクエストだ!」
ドーンと机に叩きつけながら、そのクエスト内容を明かす
【四天王の凱旋】
【天と地の怒り】
【最後の招待状】
【終焉を喰らう者】
それらのクエストを見て、まず碧が一言。
「あほ」
よりによって地がもってきたクエストは高難度のものオンリーだった。
まずは四天王の凱旋…これはガムート、タマミツネ、ライゼクス、ディノバルトを常時2体のまま狩る。
次に天と地の怒り…レウスレイアの希少種夫妻同時。よりによって希少種…
3番目に最後の招待状…ゴリラことラージャンを2体同時に狩る。
最後に終焉を喰らう者…イビルジョーを狩猟後、ティガレックスとナルガクルガの同時狩猟
どれもこれも、一流ハンターでも苦戦するクエストだ
「あのー…これどうするのですか?」
「もちろん!一人でいk」
「ふざけるな」
「がむっ!!」
確かに炎、地、碧ならこれらのクエストを一人で行っても問題ないだろう。いや下手したら一瞬で片を付けかねないレベル。
だが、冥花、残妖、霊華にこのクエストを一人で行けというのは無理難題に等しい。
「なんだよ!文句はないだろー?!俺らは!だから俺らはソロ、三人はPTでおkにするから!」
ということらしいので、地は3人で行かせればよいと考えていた。
「いけるのか?」
とはいってもまだ狩猟経験の浅い3人。彼女達にこのクエストのどれか行かせるのに碧は納得できない
「やってみます!」
「少しは張りのあるモノにいきたいのよね」
「そしてどんな味がするか…楽しみよ」
それに対し彼女達は意外と乗り気だった。やれやれと思いながらも碧は地の提案に了承する
「どのクエストにいけばいいんだ」
「ONLY☆ONE☆くじびk」
「やめろ」
「ミツッ!!」
どうやらくじ引きで決めるみたいだ。いい加減すぎるだろ…
ということで無茶苦茶なくじ引きをした結果…
炎…天地
碧…招待状
地…四天王
三人…終焉
いいのかそれで…。
もうひとつの話がはやいため調整かねて。
さて、どのクエストからいこうか…もしこれからとかあったら…うん。
- 日時: 2016/01/03 06:11
- 名前: ダブルサクライザー ◆4PNYZHmIeM (ID: Bon2KtV2)
>>113
炎は極限状態の希少種夫婦も瞬殺した捕鯨。
碧は事実上獰猛化ブラキディオスを上回る個体(クロスオーバーで言うオーラ持ち)とタメ張れる。
地は大型モンス相手にラ○滝クラップ撃ちしながら攻撃で余裕。
三人は不知火。
上の三つとか失敗する気がしない……
- 日時: 2016/01/03 22:21
- 名前: クルセイダー (ID: 7S6CkgbO)
別端末にて
ハンターズアドベンチャー 〜エピソード クロス〜
第1話 『夜鳥、古代林で舞う』
ーー夜鳥、ホロロホルル。
その名の通り暗がりを好み、翼や鋭い爪で獲物を狙う。
鱗粉や音波を用いた攻撃を使用し、獲物を様々な状態異常に至らしめる。
新しい状態異常《混乱》に早速掛かったのは轟華だった。
轟華『発射!』
轟華が狙ったのは廻斗だった。
廻斗『うおっ!?』
廻斗は咄嗟にガードした。
廻斗『どこ狙ってんだ!危ないだろ!』
そこに恐太が駆けつける。
恐太『轟華?どうした?』
轟華『あっ!お兄ちゃん、危ない!』
そういって轟華は恐太を撃った。恐太はスラアクで身を守った。
恐太『うわっ!それは俺!……これは、混乱してるのか?』
妃弓花『そうでしょ。そうじゃなかったらヤバいから。』
恐太は初めてみた状態異常の治療法を考えた。
恐太『ショックを与えれば治るかな?』
廻斗『普通だな。まあいいや、おーい、轟華起きろ〜〜』
そういって廻斗は轟華を蹴……ろうと思ったらホロロホルルが突っ込んできた。
廻斗『うお!?ヤベェ来た!』
廻斗は咄嗟にガードして身を守った。が、轟華は食らった。
廻斗『大丈夫か!?轟華!』
轟華『うん、大丈夫。』
混乱は治ったようだ。と、思っているところにホロロホルルがダイブしてきた。
廻斗『うおっ!!』
轟華『きゃあ!』
2人はまともにダイブを受けた。
恐太『大丈夫か!』
廻斗『一応な。よいしょっと。……ん?何だ、この黄色いの。』
恐太『!!廻斗離れろ!』
遅かった。廻斗は鱗粉を吸い込んでしまった。
恐太『くそ、遅かったか…。』
廻斗『……とりあえず回復するか。』
と言って廻斗が取り出したのは、ーーにが虫。
恐太『廻斗!?それはにが虫ーー』
廻斗『わかってるって。』
ゴクン。廻斗は飲んだ。食べたと言ったほうがいいか。
廻斗『まずっ!!相変わらずっ!!』
恐太『廻斗……?大丈夫か…?』
廻斗『おお、スッキリした。やっぱ困った時はハンターノートだな!』
恐太『ノート…!そうだ、ノートがあったんだ……』
廻斗『あれれ?どうしたのかな恐太君?いつもの冴えた頭はどこ行ったのかな?にが虫食べる?』
恐太『……頂こう』
廻斗『ほらよ。んじゃ、加勢してくる!』
恐太『ちょっ、ちょっと待て!すぐ行く……ムシャ……おえっ』
一方、轟華と妃弓花は、兄達が狩り中にも関わらず何か話してるのに眉を潜めながらホロロホルルと戦っていた。
妃弓花『たあっ!……全く、恐兄達は何をしてるんだか…』
轟華『ほんとだよ〜〜、さっきわたしも一緒にダイブ食らったのに気遣いすらしてくれないし……』
妃弓花『後でシバけば?』
轟華『そうだね!……よいしょっと、散弾装填!』
妃弓花『え、散弾!?それめっちゃ食らうんですけど……』
轟華『あ、そうだね!じゃあ、拡散弾で!』
妃弓花『……当てないでね。』
轟華『わかってるって♪そりゃあ!』
轟華は拡散弾を発射した。弾はホロロホルルの頭目掛けて飛んでいき、当たった。と、そこに偶然踏みつけ攻撃後の妃弓花が来てしまった。
妃弓花『!!ちょっ……』
妃弓花が吹っ飛ばされた。
轟華『あっ!妃弓花ゴメン!』
妃弓花『……拡散弾禁止。』
轟華『わかったよ〜〜』
と言って、轟華は散弾をセットした。
妃弓花『ご〜〜う〜〜か〜〜??散弾もダメって言ってるでしょ!通常弾だけにして!!』
轟華『は〜い…』
そこに、廻斗と恐太が駆けつけてきた。
廻斗『悪い!遅れた!』
轟華『遅〜〜い!!後で拡散弾三連撃ね!』
廻斗『悪いって言ってるだろ!』
轟華『刑は変わらないよ〜〜』
廻斗『…………はいはい』
妃弓花『恐兄も遅い!何やってたの!?後口に何かついてる!汚い!』
恐太『わ、悪い……』
妹達に叱られる兄達。それを見てホロロホルルは何もためらいも無く音波を出した。
廻斗『おわっ!?……何か眠くなってきた……zzz』
轟華『お兄ちゃん……?何寝てるの……zzz』
恐太『しまった、油断した……zzz』
妃弓花『全部恐兄たちのせい……zzz』
ーー全員寝てしまった。そこに、ホロロホルルではない別のモンスターが姿を現し……
続く
- 日時: 2016/01/04 10:08
- 名前: ダブルサクライザー ◆4PNYZHmIeM (ID: uL4HHuVP)
モンスターハンター 〜星屑の瞬き〜
一章 ハジマリノウタ 〜ココット村編〜
森丘。
その名の通り、深い森となだらかな丘で構成された狩り場で、気候も比較的穏やかである。
この地特有の、と言う素材は特に発見ないが、豊富な植物や菌類、虫の集りや鉱脈も数多く存在し、ハンターの基本と言う基本が詰まった狩り場と言えよう。
出没する大型モンスターも、ドスランポスやイャンクックと言った、比較的危険度の低いモンスターが基本だが、まれにリオレウスやリオレイアが丘の頂上の洞窟に巣を作っている場合もある。
……しかし、近年になって、リオレウスと対等に渡り合える大型モンスターも他に発見されている、と言う報告が相次いでおり、中には希少種と言われる銀色のリオレウスを目撃したと言う報告まである。
狩り場のベースキャンプに到着したシルバは手早く狩りを行う準備を整えていく。
目的は特産キノコ。他に目をくれるつもりはない。
「キノコ狩りくらい、簡単さ」
そう自分に言い聞かせて、シルバは背中にあるツインダガーの存在を意識しながら、足取り軽くベースキャンプを飛び出した。
エリア1。
ベースキャンプである洞穴を抜けて最初に視界に飛び込んできたのは、雄大な自然。
見上げるほどの高さの丘が見え、その目下には浅瀬の川が横切る。
浅瀬の川の側には、なだらかな坂道で草を食むアプノトスの親子がいる。
しかし、ここはすでに狩り場。つまりはモンスター達のテリトリー、餌場に自ら踏み込んでいるのだ。
いくらアプノトスとしかいないと言っても気を抜いてはいけない。いつここに、自分の血肉を狙う奴等が現れるか分からないからだ。
周囲の安全を確認してから、シルバは地図を広げて位置を確認する。
そして、今回の目標は特産キノコ。
キノコと言うのは、暗く湿った所にあると言うものだ。しかし、全く日光が刺さらないような場所では胞子が繁殖せず、かといって湿度の高い場所でなければ胞子は死滅する、と言う生物的にも植物的にも曖昧な場所に発見される場合が多い。
詰まるところ、ここの森丘でキノコの群生地を見つけようと思えば、見通しの良い丘よりも、視界の悪い森を探した方が良い。
「森はここから、エリア8に入れるな……」
シルバはそう呟くと、地図をポーチに押し込み、段差に足をかけて森の中、エリア8へと進入する。
エリア8。
先程のエリア1とは大きく異なり、どこを見ても木葉が埋めつくし、どことなく暗い。
落ちた木葉を踏みしめる音がやけに耳にちらつく。
注意深く辺りを見回し、安全を確かめる。
視界に攻撃的なモンスターはいないようだが、耳を澄ますと、「ブゴブゴ」と言う鼻を鳴らす音が聞こえる。
どうやら、視界には見えないがブルファンゴがいるらしい。
向こうもシルバの存在には気付いていないようだ。
「(よし、気付かれない内に……)」
すぐそばに見えている、キノコの群生地にしゃがみこみ、人間の小指ほどしかないサイズの特産キノコを探り始めるシルバ。
人間の小指と言うと、存外そこまで小さくなさそうだが、他のキノコと並んでいると話は変わってくる。
素人では見つけられないと言うほど、狩り場における特産キノコと言うのは小さいのだ。
しかし、いくらルーキーと言ってもシルバもハンター。三つほど特産キノコを見つけると、それを手早く麻袋に詰め込む。
ここからのエリアは7、9、10と繋がっている。
エリア9は狭く、メラルーの溜まり場にもなっているので避けたい。
エリア7も狭いものの、入口そののは狭く、危険なモンスターは入ってこれないようだ。
エリア10へは後回しに、先にエリア7へと向かう。
シルバの予想通り、エリア7にモンスターはおらず、山菜じいさんと呼ばれている竜人がいるだけだった。
キノコの群生地もあったので、そこからさらに四本ほどの特産キノコを回収、エリア10に進入しようとした時だった。
「……?」
そびえる木々の間から、何かが聞こえてくる。
けたたましい鳴き声に、ガサガサとざわめく木々の音。
「……ランポスか?」
いや、それにしては数が多い気がする。二頭や三頭が出すような音量ではない。
シルバは身を屈めて、慎重にエリア10へと進入する。
エリア10。
岩の陰から、シルバはそっと様子を窺う。
真っ先に見えたのは、ランポス。
青と黒の縞模様に似た、小型の肉食竜だ。
単体であれば大した相手ではないが、群れを成して棲息するため、囲まれると厄介な相手になる。
だが、問題はその奥に見えた姿。
他のランポスよりも二回りほど大きな体躯。誇張するかのように伸びた、真っ赤なトサカ。前足にも同じ色の大きな鉤爪が生えている。
「(ドスランポスじゃないか……!?)」
ベッキーからは、ドスランポスの目撃情報など聞いていない。いや、彼女に非はない。
モンスターとはそう言うものだ。
環境や状況が変われば、人間の予測を越えた動きをするなど当たり前だ。
まだルーキーのルーキーであるシルバが、一人でドスランポスとその取り巻きであるランポスの群れを同時に相手するなど、あまりにも危険だ。
彼自身もそれは理解している。
危ない橋を自ら渡りに行く馬鹿はいない。
気付かれない内にさっさと引き返そうとしたシルバだったが、ドスランポスの陰から見えた姿を見てしまった。
東方のシキ国などでよく見られる、被り笠。
分厚い繊維で作られた服のような格好だが、肩口は露出しており、籠手に握られているのは、大きな弓。
察するに、ハンター……だが、ランポス達と体躯を比べても明らかに小さい。
笠の下から覗かせる桃色の長髪と言う特徴からして、年端もない少女。
ドスランポスを相手に善戦しているのかと思えば、むしろ逆。
鉤爪に引っ掛かれ、牙に噛み付かれ、どう見ても一方的になぶられている。
彼女の側にいるオトモアイルーも、必死にランポスを追い払おうとしているが、ドスランポスはお構いなしに攻めてくる。
「ヤバいだろ、アレ……!」
このままでは、いずれドスランポスに狩り喰われるのは明白。
自分には関係ないとわかっていても、シルバは見過ごせなかった。
ーー正義感などとは、別の意味で。
意を決して、シルバは岩の陰から飛び出した。
- 日時: 2016/01/05 10:05
- 名前: 双剣 ◆HUQd0j4o36 (ID: Z7edG7iz)
こんな所で続いているとはwwwww
スレ主、私もかいてもいいのかい?
というか誰か俺の事覚えてる?www