雑談掲示板
- 日時: 2016/03/10 17:06
- 名前: 翼の勇車 (ID: qXrd4tL6)
MH4掲示板より続くモンハン小説スレ五代目です!
内容は題名の通り、この場所ではMHXに限らずモンハンの二次創作小説を書いてください! 勿論初めての方でも初代から書いてくださってる方でも大歓迎です!
過去シリーズリンク
初代
ttp://mh4g.com/bbs_talk/index.cgi?mode=view&no=49
二代目
ttp://mh4g.com/bbs_talk/index.cgi?mode=view&no=828
三代目
ttp://mh4g.com/bbs_talk/index.cgi?mode=view&no=977
四代目
ttp://mh4g-cap.net/bbs_talk/index.cgi?mode=view&no=18
書く時は必ず話数を記入してください。
本スレで作品を書いている、或いはこれから書こうと思っている方へ――ダブルサクライザー様より >>36
↓以下作品目次
―――――
◆クロスオーバー
〜やはり俺の行いは間違っていない〜(ダブルサクライザー様×翼の勇車)
目次>>279
―――――
◆ダブルサクライザー様の作品
○モンスターハンター 短編小説シリーズ
目次 >>280
○モンスターハンター 〜星屑の瞬き〜
目次 >>281
―――――
◆smash様の作品
○〜巨大都市バルバレ 発展までの過去〜シリーズ
目次 >>282
―――――
◆モンモン様の作品
○〜見つからないもの 探す者〜
目次 >>283
○本の中の旅人達
目次 >>284
―――――
◆創造神ゼウス様(vista様)の作品
○ユクモ村歴戦記シリーズ
目次>>285
―――――
◆EXTENDED様の作品
○世界を旅せし狩人〜狂竜病を滅ぼし者〜
目次 >>286
○もうひとつの物語
目次 >>287
―――――
◆翼の勇車(スレ主)の作品
○モンスター&ハンター
目次 >>288
―――――
◆ゆるふわ様の作品
目次 >>289
―――――
◆紅蓮丸様の作品
○~とあるハンターの狩人記録~
目次 >>290
―――――
◆一方通行様の作品
○モンスターハンター 〜狩人としての責任〜
目次 >>291
―――――
◆青空様の作品
○ハンター達の目的
目次 >>292
―――――
◆クルセイダー様の作品
○ハンターズアドベンチャー 〜エピソード クロス〜
目次 >>293
―――――
◆名無しのパワー様の作品
○モンスターハンター 〜猛者たち〜
目次 >>294
―――――
◆かにゃえ丸様の作品
○〜死に行く者の背中〜
目次 >>295
―――――
◆羽衣様の作品
○モンハンクロス 『爆殺厨と闘う騎士団』
目次 >>296
―――――
◆こんがり肉様の作品
○「 狩人の証」
目次 >>297
―――――
◆猫好き様の作品
○モンスターハンター 〜煉黒の燭〜
目次 >>298
―――――
更新>>299まで
- 日時: 2015/11/17 19:35
- 名前: 翼の勇車 (ID: iwtHwdMH)
>>42
ペッコ「マズい! つばゆうを取り押さえろ! ロリで暴走するぞ!?」
勇車「馬鹿野郎、んな自殺行為しねぇよ……。相手ミラルーツだぞ……?」
神山ルーツ「ん?」
- 日時: 2015/11/18 07:49
- 名前: ダブルサクライザー ◆4PNYZHmIeM (ID: gYj17NCR)
>>43
そーいやここ一週間くらい他の皆さん見ないですね?
今のセトミラのシリーズは次で完結します。
- 日時: 2015/11/18 17:56
- 名前: EXTENDED ◆FGU2HBsdUs (ID: EhcrkYVx)
X板の予定
炎「本人不在」
碧「書き残し発見」
地「何々…?えーっと、ふむふむ…なーるほd」
炎「読めよ」
地「ほげぇ…」
『X板はとりあえず今進めてるあれをのんびり続けるとかなんとか。
あ、でもそれ終わっても一応予定はあるんで。新作ではないけども
…更新遅いのはレポート作成のせいにしておく。あとイカ』
碧「………。」
炎「レポートとイカ、どっちが重みがあるんだ」
地「イカよろしく〜のほう。ということで俺もちょっとナワバリしてくr」
冥花「あなたイカじゃないでしょ」
霊華「イカって…あのイカ?おいしいの?」
残妖「霊華様…このイカというのは…かくかくしかじか。」
霊華「へ〜。でもおいしそうじゃない?」
碧「…」
炎「ということでインクリ○グを一体捕まえた」
地「ちょwwww」
炎「19日から体験版がプレイできる、しっかり練習しろよ。」
碧「さて俺は大剣の練習しておくか…」
地「ブシドーとは…死ぬ事と見つけたり…!」
残妖「それ言ったらだめですよ…」
- 日時: 2015/11/19 12:03
- 名前: ダブルサクライザー ◆4PNYZHmIeM (ID: bRcFEgT/)
モンスターハンター 短編小説シリーズ
〜祖なるもの、永劫の孤独【後編】〜
秘め事を終えたセトとミラは、再び塔の頂に戻ってきた。
『……驚いたぞ。人間の生殖とは、あぁにも激しく行うものなのか?』
ミラは火照った顔を背けながらセトに話しかける。
「それは個人にもよるなぁ。ミラの反応が思ったより良かったから、オレもつい……」
『えぇぃ、それ以上言うな……』
セトの明け透けな物言いに、ミラは頬を膨らませる。
風の通らない岩盤の屋根に身を寄せる二人。
雷雲の隙間から、赤い夕陽が見え隠れする。
「もう夕暮れか」
『そうだな』
肩を寄せ合って夕陽を眺める二人。
ただ、黙って側にいるだけ。
それから夕陽が見えなくなりそうになった頃に、セトはミラに問い掛けた。
「なぁ。ミラは、この世界をどんな風に見ているんだ?」
微妙に抽象的な問い掛けだった。
ミラはそれを耳にして、少しだけ考えるような仕草をしてから、静かに答えた。
『美しくも素晴らしく、恐ろしく愚かしい世界だと思っている』
彼女の答えもまた抽象的なモノだった。
『太陽や月、星が美しく見える。雨が降れば草花は育まれ、雪が降れば命は眠り、陽が照られれば息吹は目覚める。何もかも眩しすぎるほどに輝き、美しすぎるほどに煌めく。この世界は、生命の輪廻を繰り返し、再び星が大地を貫き砕くまで、それはいつまでも続く。そして、星が大地を砕いても、命はまた生まれ育ち、新たな世界が創造される』
星座をなぞるように、空に指先を向けるミラ。
太古の昔、それは文明と言う言葉すらなかったほどの古の古。
リオレウスやティガレックスの祖先とも言える、古代竜が食物連鎖の頂点に君臨していただろう時代に、巨大な星石が地表に落着、それが巻き起こした塵煙が太陽を隠し、永久の冬が訪れた。
その永久の冬に凍えた竜は次々と大地に横たわり、骨となって沈んでいった。
永久に思われた冬が終わりを告げ、太陽が再び大地に光を与えた時、世界は新たな息吹を返して再生された。
新たな命の繰り返しの中で、猿が木から降りて大地に身を委ねたその時から、ヒトと言う生物は生まれた。
『ヒトもまた素晴らしい生物だ。理性、協調、創造、進歩……、挙げれば切りがない』
「そう。ヒトは獣に出来なかったことを簡単に為した」
ミラの言葉を肯定するように頷くセト。
だが、彼はすぐにそれを否定した。
「だがその進歩も、今となっては進みすぎた歩みだ。進歩に伴って創造は他を破壊するようになり、理性は欲望に変わり、協調を争奪に変えた。それが、人間が起こす戦争だ」
『愚かしいな。その愚かしさに気付かないのもまた恐ろしい。何故に人間は争う。何故に互いの手を取り合えない。何故に、身を滅ぼそうとする?』
当たり前であるはずの生存本能。
それを否定、いや、拒絶するようにセトは吐き捨てた。
「我が身が可愛いからさ」
『我が身が可愛いから、だと?』
「戦争で何千、何万の兵士が命を捨てようと、それを利に出来るのはほんの一握りのヤツだけだ。そう言うヤツは大抵、旗の後ろで喚いているだけでなにもしない。おかしいだろ?なにもしていないヤツだけが得をして、生死をさ迷うヤツには何もないんだ。自分が良ければそれでいい。そのためには他がどうたろうと構いはしない。そんなヤツらが恵みを食い潰しているから、いつまでもくだらないことを続けるんだ」
まるで、自分がそうだったかのように。
「変えようとしても変わらない。変わらない者に変われと求めるより、自分が望む世界を探した方が早い。オレが世界を捨てたのは、それが一番の理由だ」
セトはミラの顔に向き直る。
「ここが、オレの望んだ世界なんだ。人間であることを捨てて、ミラと寄り添って生きて、天寿を全うする。それが、オレの幸せだ」
悟りきったように、セトはミラの真っ白な頬を撫でる。
『……貴様はそれでいいのか、セト。私と寄り添うのなら、命は残せない』
「それでも構わない。ミラが、ミラさえいればオレは何も必要ない」
頬を撫でるだけでは足りず、セトはミラの華奢で小さな身体を抱き締めた。
「オレは恋愛なんて知らなかった。だけど、今知った」
セトはミラの紅の瞳に己の黄色の瞳を映した。
「オレはミラが好きだ。お前を愛する以外の生き方なんてもう忘れた」
『す、少し落ち着けセト。言いたいことは分かった。だから落ち着……んっ……?』
セトを落ち着けようとしたミラの唇は彼のソレによって塞がれた。
数秒の沈黙の後に、二人の顔が離れた。
『……セト、お前は本当に変わった人間だな』
ミラは目を細めて、しかし微笑みを浮かべる。
「もう人間じゃないさ。だからもう本能で生きる」
セトはもう一度ミラを押し倒して、二度目の秘め事を行った。
ーーーーーそれから、どれだけの時が流れたのだろう。
ミラは、彼と初めて出会ったそこに立てた物を見詰めていた。
彼から教えてもらった、ヒトの葬り方。
肉体を地に埋めて、その上に名前を刻んだ石を立て、その者が肌身に持っていたモノを添える。
ーー私を愛したセト、ここに眠るーー
石にはそう刻まれていた。
その側には、彼が使っていた刀を刺し立てている。
ミラはただそれを見詰め、口を開いた。
『"貴方"の作るご飯が美味しかった。貴方の見せる笑顔が眩しかった。私を愛する貴方の仕草が心地好かった。……私を愛してくれた、貴方が好きだった』
分かっていたことだった。
彼は、いくら人間を辞めようと、天寿と言う逃れられない宿命には抗えなかった。
思い返せば、一瞬だった。
食を共にしたこと、肉体を重ねたこと、喜怒哀楽を交わしあったこと
数えきれないほど、同じ時間を刻み続けてきた。
彼は「幸せだった」と言い残し、満足げにこの世を去った。
『私は貴女の後を追えない』
ミラは白光を放った。
白き幼女は、再び神々しき純白の龍〈祖なるもの〉に戻った。
そして、ソレに背を向けて、翼をはためかせた。
塔の頂にひとしずく、溢れた想いが滴った。
私は、存在するのみの存在ーーーーー。
END
- 日時: 2015/11/19 19:17
- 名前: 翼の勇車 (ID: hZhQ6ZNg)
ゲネッポ「し〜あわっせは〜♪ ん〜んんっんん〜んん〜♪」カキカキ
ギザミ「お、それ歌ってるところ久しぶりに見たね。何してるの?」
ゲネッポ「おぉー、ザザヤン。いやな、最近別作品キャラ同士の交流がめっきり減ってしもうたやん? せやから、知り合いのキャラ達に手紙書いとったんや」
ギザミ「あー、確かにねー……。カトリアさんとかアスト君、どうしてるだろ」
ゲネッポ「せやなぁ……。ルピネエ……」
ペッコ&イーオ「「炎゛ざん゛ど地゛ざん゛は゛簡゛便゛じでぐだざい゛」」
勇車「お前らシケた雰囲気出してんじゃねぇよ!」
ゲネッポ「おっ、サボリ屋つばヤンやないか」
勇車「誰がサボリ屋だ! 俺だって色々急がしいんだよ! キャラ保持のために言わないけど!」
クック「で、わざわざこれを茶番として投稿するって事は何かお知らせなり何なりあるんだろう?」
トトス「早よ言えやゴルァ」
勇車「はいはい。では発表! ようやく君達のリメイク作品、題して“モンスター&ハンター”が開始するぞ!」
ラン「ようやくですか? 待ちわびましたよ」
ゲリョ「ようやくか……」
勇車「昔書いてた頃はろくにモンハン知識無い状態で書いてたから酷いもんだったけどね。今回は大丈夫! 下手なモンハンプレイヤーより設定を把握できている自信があるぞ!」
ゲネッポ「アカンそれフラグや」
勇車「また君らが頑張ってくれれば、作品間の交流も再び活発になっていくに違いない! 頼んだぞ!」
そんなわけで、とうとう我、翼の勇車の作品開始です。え? ぶっちゃけ我の作品なんてどうでもいい? そう言わずどうぞご覧下さい、我が新作“モンスター&ハンター”!!!
- 日時: 2015/12/03 13:41
- 名前: 翼の勇車 (ID: bElE3Svm)
モンスター&ハンター
序章〜出会い〜
チュン、チュン……。
外から鳥の鳴き声が僅かに聞こえてくる。そんな心地よい目覚ましで一瞬覚醒しそうになった私だったが、その穏やかな空気に思わず再び微睡みかけ……。
「朝にゃぁぁぁ!」
「うわぁぁぁ!?」
一匹のアイルーによって、叩き起こされた。
「うぅー、頭痛い……」
「全く、ご飯できてるって何度も言ってるにゃ? 次またこんな事があったら音爆弾使うにゃよ?」
サラッと恐ろしい事を言ってのけるこのアイルーの名前はネオ。私がハンター稼業を始めてすぐに私のオトモになった、ベテランのオトモアイルーだ。
未だキーンと音の残る耳に少し唸りながらもベッドから体を起こした私に、ネオは改めてため息をついた。
「それに……今日は新しいハンターさんが来る日じゃなかったかにゃ?」
「あっ」
ネオの放ったこの一言によって、未だ僅かに残っていた眠気が完全に吹き飛んだ。そう、今日は新しいハンターさんがこの村へやって来る日。私を含めた村のみんなが楽しみにしていたこのイベントを、私は睡魔の誘いによって完全に忘れてすっかり寝坊してしまっていたのだ。
バッとベッドから立ち上がり、装備を着るべくボックスへと歩み寄る。中から取り出したのは、この村へとやってきた時に村長さんから渡された防具一式だ。
私の名前はミズキ。つい最近このジャンボ村の専属ハンターになった、新人ハンターだ。新人というのはもう本当に新人で、過去に倒した事のあるモンスターで一番手強かったのは精々中型モンスターのドスランポスで、大型モンスターに限ってはまだ対峙した事すら無いほど。ただ、村長さん曰く以前この村の発展に大きく貢献したっていうハンターさんと似ているって事で、将来有望と言われてたりする。そのハンターさんって確か、クシャルダオラとか討伐したっていうあの有名なハンターさんだよね? 私、古龍種なんかに勝てるイメージが全く沸かないんだけど……大丈夫かな。
「何しんみりしてるんだにゃ」
「んぐっ!?」
色々と考え事をしていたら、ボックスの上に飛び上がってきたネオに口へ、この村特産ジャンボパンを突っ込まれた。
「“腹が減っては戦はできぬ”にゃ。先人のありがたーいお言葉にゃ?」
「むぅ……。それいつの人の言葉? 今はともかく、昔は戦争なんてやってる余裕無かったって教官さんが言ってたけど……」
ボックスの上に立つネオの足下に置かれた自らの装備をチラッと見て、昔教官さんに教えてもらった事を思い出す。未だにこの大陸では、人間や亜人の類が統治できている場所は非常に少ない。それは一重に、自然界を闊歩するモンスター達の存在があるからだ。だからこそ私達、ハンターという職業が出てきたわけだけれど、それも比較的最近の話。昔ともなればまさに生活は常に死と隣り合わせで、いつモンスターが襲ってくるとも知れない、まさに弱肉強食の世界だった。だから、人間同士が戦なんてしている余裕は当時無かったらしい。
「さぁ? 詳しい事はオレもよく知らんにゃ。何でも、こういった教訓を短い言葉に纏めたものを“ことわざ”っていうらしいにゃ?」
ネオの言葉から察するに、他にも色々あるんだろうか。ちょっと今度調べてみても面白いかもしれない。
「さ、とっとと食うにゃ。最悪インナーで行けばいいんだから、着替えは後回しにゃ!」
「そっ、それは恥ずかしいよぉ!」
◆
「……よし!」
「あっ、ちょ、待つにゃぁ!」
装備を着込んで家を飛び出すと、村のあちこちが飾り付けされていた。私がこの村に来た時もこんな感じだったなぁと思い出しつつ、小走りに村の中央広場へ。そしてその場所にホクホク顔で佇んでいたのは、この“ジャンボ村”の村長だった。
「おっ、眠り姫のお目覚めだね」
こちらに気づいた村長が、ニッコリとした顔で挨拶だか何だかよく分からない言葉をかけてきた。
「茶化さないでください……」
あはは、と笑う長い耳と高い鼻が特徴的な村長は、竜人にしてこの村を作った開拓者だ。先代ハンターさんの活躍で発展していったこの村だけれど、長命種である竜人族の彼はその当時からほとんど外見が変わっていないらしい。既に相当の年数を生きているはずなんだけど、イタズラ好きで子供っぽいところがある、だけど村や村人の事を第一に考えてくれる信頼できる人だ。
「いやー、しかし良かった。ギリギリ間に合ったみたいだね」
つい考え事をしていると、ニッコリと笑った村長が村の出入り口の方を見据え、私や周りの村人達も釣られてそちらを向いた。そこにいたのは――。
「どうも、初めまして。今日からこの村でお世話になります、カスケという者です」
爽やかな笑みを浮かべる、大剣を背負った一人の青年だった。
◆
次話>>63
- 日時: 2015/11/21 02:27
- 名前: EXTENDED ◆FGU2HBsdUs (ID: SBL8VbAZ)
番外編 体験版で学んだ事
碧「っ?!」
地「ほげぇ」
炎「どうした」
EXT「アイエエエ…片手キャラがこっちにはいない…」
冥花「今のメインは片手なのかい?」
EXT「まぁ、うん…。」
炎「とりあえず体験版でわかったこと、体感した事述べてけ」
EXT「んじゃ片手のことは残妖にまかせた。」
碧「…なんだこれは」
地「大剣いじってきたらしいけどどうだったのか?」
碧「集中、抜刀がない」
地「知ってた。」
碧「狩技は…隙多すぎるだろこれ。使い道に困る」
炎「エリアルスタイルはどうだ」
碧「空中溜めはおもしろいが…前転回避がだっるい。おまけに跳躍方向も制御しないとあかんしな」
地「溜め速度は空中だとはやかったな」
碧「狩技使って一発撃とうとしたがはずれまくった…」
炎「もったいなさすぎだな」
碧「獣宿し【獅子】は味方に当たるとしりもちさせる」
地「なぎ払いと思えばまぁうんだな!」
碧「震怒竜怨斬は味方に当たると吹き飛ばしてしまう」
炎「まぁ強大な一撃だから仕方ないな」
地「(片手の盾コンってそんなに強大だったのかぁ)」
地「ほげい。」
炎「なんだよ」
地「第一の狩技はまぁうん。自己強化だしそこそこ。集中もつくのかな?溜め短縮されてたきがすr」
碧「じゃぁほげいの理由はなんだ」
地「ブレードのあれ…発動の隙すげーわ」
炎「で、発動できたらどうなる」
地「んー、一定時間は貫通矢状態。左右のエイムは多少ごまかせる感じ。火力不明。ジョーによさそう(いるかしらんが)」
碧「エリアルは」
地「しらね。」
残妖「片手…」
炎「本来太刀設定なのに何やってんだあいつ」
残妖「ラウンドフォースは優秀ですけどマルチだと乱戦時に使いにくいですね」
地「巻き込む範囲多すぎ。」
残妖「もうひとつのは…動く距離把握できないと狙った部位に当てにくいです」
炎「はずしたのか」
残妖「結構はずしました…あとエリアルはなんというか…」
碧「どした」
残妖「A→Aが残念なことになってます」
地「…えっえっ」
残妖「ラウンドフォースが味方にあたるとのけぞるくらいです」
炎「大剣のなぎはらいとは大違いだな」
残妖「昇竜撃は…斬りかかりだとしりもち、アッパーだとかち上げですね」
碧「ご利用は計画的に…」
冥花「まぁあたいが太刀設定らしいからそっちの報告もしておくわ」
炎「(そういえばそうだったな…こいつ鎌だがそれがこっちでは太刀になってるからな)」
冥花「練気ゲージ色の変化は白、黄、赤。赤で重ねることできる。減り方は赤→黄→白…かな?」
碧「かなってなんだよ」
冥花「ドスなんとかでやったからさ…黄より下にならなかったの」
地「(あいつ太刀使えたんかよ)」
冥花「狩技は…ゲージMAXは何も考えず気刃斬りできるようにはなる。」
炎「いいような悪いような」
冥花「巻き込む範囲広いからね…まぁソロでは問答無用なことができそう。もうひとつのは…」
碧「どうした」
冥花「カウンター失敗したのよ…」
地「ナルガクルガいってこいwwww」
冥花「…わかったわ。ブシドーでいってくる」
碧「ちょ」
炎「カウンターはブシドーだとねーぞ」
冥花「あ…」
碧「…で、どうだった」
冥花「ブシドーめんどくさい!ゲージ強化がジャスト回避からじゃないと無理!」
炎「(あいつはブシドーにあってないな)」
冥花「あとカウンター…はずした。」
地「(ほんっとうに先読み失敗しすぎだなあいつwwwwww)」
霊華「体験版で遊べるモンスターの感想ね」
冥花「ドス何とかはトリッキーだけど結局ドス系ね。」
霊華「やわらかい部位はどこかしら…自慢の尻尾?」
冥花「やっぱり頭じゃない?」
霊華「硬い部位もありそうね…食べ応えはそこそこありそう」
冥花「やっぱりそっちなのかい…」
冥花「ホロロホルル…」
霊華「首が180度回るのね」
冥花「そして反転から隙なく滑空攻撃」
霊華「あら、反転動作後止まらないのね。即攻撃とはけっこうやるわね」
冥花「操作反転状態を引き起こすあれがめんどくさいレベルね。あたいならそれを無効にするスキルを…」
霊華「あるのかしら?あったとしても体験版では無理よね」
冥花「…それでもこのモンスターにはつけたほうがいいわ。あったらだけど。」
霊華「ところでふくろうっておいしいのかしら」
残妖「食べちゃだめですよ…」
冥花「睡眠攻撃がなんかきれいだったわよ。なぎはらってくるけど」
霊華「ナルガクルガ」
残妖「二つ持ちがいますから原種がかませに…」
冥花「追加モーション組まれてるかなと思ったけどそうじゃないみたいだねぇ」
残妖「3Gなれしているとただの案山子に…」
霊華「フクロウのほうが強いかも?」
冥花「なれの差…」
残妖「二つ持ちが本番ですかね…」
残妖「ちょっといいですか?」
炎「ん?」
残妖「ブシドーは…」
地「死ぬ事とみつけt」
碧「ナルガでそのうち試したが自分には合わないとかなんとか」
霊華「あと猫モードはどうなったの?」
炎「自力で回復する手段が笛、打撃だから頭狙えば気絶できそうだがたぶん厳しい。大タル爆弾投げられるらしい。縦に長いモンスに有効な技があったが隙がでかい。あと技派生が謎」
冥花「つまり?」
炎「手軽にサポートできるといったな、あれは嘘だ」
- 日時: 2015/11/20 06:10
- 名前: ダブルサクライザー ◆4PNYZHmIeM (ID: awyPWBO2)
>>48
おぉ、ついにリメイク版が始動ですね!
初代に書かれた1話とは全然違いますから、ここからどう変わっていくのか楽しみです。
あと、僕の短編小説シリーズは次で終わりにして、あとはクロス発売後にしようと思ってますり
- 日時: 2015/11/27 17:14
- 名前: EXTENDED ◆FGU2HBsdUs (ID: igM4UMo8)
番外編 発売前夜祭?
※SS形式
地「ちょwwww混ざってるwwwww」
師条「やけにテンション高いな…」
碧「いつものことだ、気にするな」
涙那「いつもこのテンションとは…疲れないのかな?」
残妖「疲れてないですね。いっつもこれですから…」
BLAZE「発売前だからなにをするんだ」
炎「設定にそれぞれのスタイルをぶち込む。それを見所を皆で言っておしまいだと」
奏連「スタイル…あー、後付けね…」
満「せっかくのX要素、入れておかないと損だ。」
地「ONLY☆ONE☆理由」
美兎「しかしどうなるんですか?」
碧「こうなる」
〜本編組〜
師条→ブシドー弓
涙那→ストライカー片手
BLAZE→いろいろ
キャロ→ニャンター
奏連→ブシドー太刀
Blizzard→ギルド片手?
満→非戦闘要員
優李→エリアル双剣
美兎→未定
〜もうひとつ〜
炎→いろいろ
地→ギルド弓、ブシドー双剣
碧→ギルド大剣
冥花→エリアル太刀
残妖→ブシドー太刀
霊華→ストライカー双剣
???1→ギルド双剣
???2→素手
霊華「素手?」
炎「足もあるとか」
???1「何?!この世界には投擲武器はないのか!?」
優李「投げナイフで狩猟したら?」
???1「そ の 手 が あ っ た」
Blizzard「あたいって片手だった?」
碧「しらん」
キャロ「ハァ☆」
冥花「…?」
期待している事等
師条「エリアル弓がんばれ。」
涙那「ストライカーのゲージ上昇ぇ…」
BLAZE「狂竜病じゃだめなのか?くくっ」
キャロ「ニャー!僕もこれで活躍するニャー!」
(余談 一応キャロをオトモで作る予定)
奏連「マカフシギはまたいるのね」
Blizzard「あたいはガムートに乗りたい!」
満「踊る事のできる曲を待っている」
優李「狩技いらない…」
美兎「4大モンスターも二つ名持ちも楽しみですね!」
地「何?!狩技を多用するなら、二つ名持ちモンスターの武器を使うのではないのか!?」
碧「大剣の狩技使い道わかんね」
冥花「金欠がつきまといそうね」
残妖「斬れないものはあまりない!…はず。」
霊華「どれもおいしそうね…誰か捕獲してきてくれない?」
???1「やめろー!こんなの狩猟じゃない!」
???2「どれもやりごたえのありそうですねぇ。先生は素手で行かせてもらいますよ!」
炎「野良の太刀人口増えそうだな」
- 日時: 2015/11/28 09:31
- 名前: ゆるふわ ◆H0ASiBdz6Q (ID: uHYB.GyT)
『モンスターなんて存在する訳ないのに友達が狩りをしようと言うんだが…』
涙が、布団に落ちる。そしてその涙は布団に滲んでいき、やがて消える。そんなことは当たり前のことだが、今のぼくにとっては当たり前ではない。
一度作られた記憶が、すぐに消えてしまうことと同じで、悲しい気持ちになるのだ。
なぜ涙を流したのか…。それはぼくにもわからない。誰か教えてくれ。ぼくが、涙を出した理由を。
探してるんです、あれから毎日。悲しいぼくの原点を。あの日見た景色、あの日みた環境。ぼくには思い出すことは出来ない。ぼくに新しい物語は始まらない。人生の記録が今、空を渡り海を渡り、大地を渡って駆け巡る。
人生を見つけるために、ぼくはいく。
小学六年生の頃のぼくは、父親から家庭内暴力を受け、全身打撲は普通にあった。時々、他の親を羨ましく思うときや、なんで皆は暴力を振られないんだ、と思うときもあった。
子供の虐待、つまりはドメスティクバイオレンスなのであるが、ぼくは叫びも訴えもしなかった。
父をずっと信じていたから。母も、止めてくれることを祈って、助けを求めなかった。
ある日の晩、ぼくにたった一人の友達から電話がきた。彼はこう言った。「『山岸に友達止めないと殺す』って言われたから友達止めるわ。」と。
ぼくはそのとき、友達とは何がなんだかわからなくなったのである。
そして、誰一人友達がいなくなったことが事実であり、学校に行けば精神的暴力、肉体的暴力を受け、来る日も来る日もストレスが溜まった。
そしてあの晩、全てが変わった。父が読んでいた朝刊を、これまでの仕返しとして広告を抜いたのだ。
そう、この広告が全ての始まり。その広告には、大見出しで『己の狩りを、見つけだせ。モンスターハンタークロス』と書いてあったのだ。
あれから一年、ぼくはモンスターハンタークロスで、リアルで沢山の友達ができた。そして何よりも、このゲームのお陰で、父との関係を取り戻すことができたんだ。
ありがとう、モンスターハンター。
ぼくに勇気と希望、関係、未来を与えてくれた。
こんな弱く、惨めなぼくにでも。
この日以来私は友人に現実で狩りをしようと、普通に言っていた。
「お前もモンスターをハントしよう!楽しいぞ?」
E N D
この物語はフィクションです。実際の地名、人物、団体とは一切関係ありません。
Special Thanks
モンスターハンター クロス
present by ゆるふわ
- 日時: 2015/11/28 12:44
- 名前: モンモン (ID: DRpbiyqs)
えぇっとなぜか投稿ができなくなっていました。
あの本当にすいませんでした。
モンハンクロス発売しましたね。
プレイするのが楽しみです!
- 日時: 2015/11/28 16:59
- 名前: 翼の勇車 (ID: ay3cplt6)
……今さらですけど、我クロス買う予定無いのに何でスレ主になったんでしょうね。いえ、厳密には予定がないというより買えないんですが。
私の小説及び目次の更新は次の週末になりそうです。皆さんはバンバン書いちゃってください!
- 日時: 2015/11/29 09:43
- 名前: モンモン (ID: qb0AYLRl)
あの、投稿が遅れて申し訳ありませんでした。
〜見つからないもの 探す者〜
第3話 雷狼竜と化け鮫
「ギャグウォォォォォォォ!」
ザボアザギルは殺気立った目を光らせながら、咆哮を轟かせる。
ミクルは一歩後ろに下がり王牙剣斧を構える。
ザボアザギルはミクルに向かい突進を仕掛ける。
ミクルはそれを軽々と避け、ザボアザギルの頭部にめがけて王牙剣斧を振り下ろす。
「バリッバリバリッ!」
ザボアザギルの氷の鎧が砕ける。
氷の破片が朝日を受け、宝石のような光を出す。
その数秒後、ザボアザギルは氷中に潜り込む。
ザボアザギルは、その背ビレだけを見せながら、ミクルの後を追っていく。
次第にミクルはスタミナがなくなっていき、立ち止まる。
「ハァハァ...」
その瞬間地響きが起こり、ザボアザギルが飛び出したかと思うと
ミクルの体は宙を舞い、地面に叩きつけられる。
「クソッ!」
ザボアザギルはその体を膨らませ、ミクルを口の中に入れる。
そう拘束状態だ。
ミクルはこやし玉をザボアザギルの口内で投げ、間一髪で脱出する。
だが、ザボアザギルはそれにも怯むことなく、攻撃の構えをする。
そこに、ミクルは避けるという選択を捨て、豪快に斬りこんで行く。
その姿は雷狼竜ジンオウガの魂が宿ったかのように。
「ギャグワァァァァァァァァ!!」
ザボアザギルは怒りが混じったかのような悲鳴をあげ。
その場に倒れこむ。
その後もミクルは、ザボアザギルに向かいスラッシュアックスを振り続けている。
「父さん...」
続く...
- 日時: 2015/11/29 14:08
- 名前: 翼の勇車 (ID: 9JnXKwFm)
>>55
むむっ、句読点の使い方が目に見えて上達しているとお見受けします。ですが改善の余地はまだまだ! どんどん磨いていきましょう!
例えば、“〜る。”という語尾が連続しているところがありますが、前後のバランスを見て他のものもちりばめ、ワンパターンにならないようにするとより自然な文章になるかと思います。
例:
ザボアザギルは殺気立った目を光らせながら、咆哮を轟かせる。
ミクルは一歩後ろに下がり、王牙剣斧を構えた。
……何で我、偉そうに教師紛いの事やってるんでしょう。自分もまだ未熟だというのに……。
- 日時: 2015/11/29 15:50
- 名前: モンモン (ID: qb0AYLRl)
翼の優車さん
ご指摘ありがとうございます!
確かにそうですね。
〜る。が多いです。
質問です! だ口調と、ですます口調両方のメリットとデメリットを教えて頂けないでしょうか?
- 日時: 2015/11/29 16:20
- 名前: 翼の勇車 (ID: 9JnXKwFm)
>>57
なかなか難しい質問ですね……。地の文に使用するという仮定で話しますが、それは小説の形式によって大分意味が変わってくると思います。ですがまぁ、モンモンさんのように三人称視点で書く場合、敬語を使用するのは違和感があるという事は言えると思います。小説の地の文が“〜だ。”等の形式で書いていて突っ込む人はまぁいませんし、敬語を使うメリットはあまりないように思われます。勿論、敬語キャラが昔語りなんかの時に視点主になる場合はこの限りでもありませんが。
何だか解答になってない気もしますが……。すいません、自分も敬語で地の文を書くという経験がないものでして……。それにこれは完全に私の持論ですし、飽くまで一人の意見として聞いて頂ければありがたいです。
- 日時: 2015/11/29 22:40
- 名前: ダブルサクライザー ◆4PNYZHmIeM (ID: DeqKWKH4)
いつのまにサーバーが回復してた……
>>56 >>57
『る』か『た』の違いもデメリットもないと思いますよ。
僕自身も、書いてる時にそんなこと全く気にしてませんし。
確かに地の文が敬語と言うのは違和感があります。
しかし翼の勇車さんが言うように、個人視点による地の文で、そのキャラが誰に対しても敬語を使う場合なら、その地の文は敬語を入れるべきでしょう。
結論、そんなに気にしなくていいんじゃないですか?その文章で描いたのなら、それが作者さんの描きたかった物語ですから。
- 日時: 2015/11/30 07:00
- 名前: モンモン (ID: yTOpjy99)
ダプルサクライザーさん 翼の優車さん
丁寧なご回答ありがとうございます。
そうですね、三人称で地の文が敬語だと違和感がありますよね。
本当にありがとうございました!
- 日時: 2015/12/02 17:52
- 名前: EXTENDED ◆FGU2HBsdUs (ID: SWSp7YcW)
う、うーん、ある程度予想はできていた事だが…
手伝って関係のスレ乱立。
手伝ってって言われてもこっちに得あるのか…?
どうせなら同じ位の人集めて全員分緊急回した方がry
小説?今がんばってる(MHXを)
- 日時: 2015/12/03 13:16
- 名前: 翼の勇車 (ID: bElE3Svm)
スレ下がってる下がってる……。ならば、スレ主たる我が手ずから作品を投稿せねばなるまい!
トトス「書きあがったからって調子乗ってんじゃねぇよボケ」
- 日時: 2015/12/07 20:39
- 名前: 翼の勇車 (ID: LqiLGFve)
第一話〜三つの影〜
「カスケが村に入ったようだな」
「最初のクエストは多分密林だろォ? 先行っとこうぜ」
「そうだね、多分ボクらもあそこに住む事になりそうだし」
「それにしてもカスケの奴、上手くやるだろうか。あの村には既に専属ハンターがいるという話を聞いているが」
「んぁ? まぁどうにかやんだろ。あれでもアイツぁ“人間代表”だしよ」
「こっちの人達が、僕らを受け入れてくれるといいけど……。でもまぁ、ここで悩んでいても仕方ないよね」
大きな三つの影が、木々の間に消えていった。
◆
「へぇー、ここがテロス密林かぁ……」
船から降り、大きく息を吸い込みながら伸びをする男性ハンター、カスケさん。その身に纏った防具は金属製のようで、また背負った大剣も金属質の輝きを放っている。細かいところにモンスターの素材が使われているところが見受けられるけれど、それも防御面の強化というよりは装飾――そう、お守りのような役割が大きい気がする。それもスキルの強化目的なんかじゃなくて、本当の意味での“心のより所”としての――。
「……何ボーッとしてるにゃ」
「ん、ごめん」
横目に見てくるネオの言葉で我に返った私は、ベースキャンプともなる孤島の浜に軽く乗り上げた船から降り、それとなく周囲を見渡した。
ベースキャンプにいても聞こえてくるのは、沢山のモンスター達の蠢く気配。そう、ここは弱肉強食の恐ろしい場所、私達ハンターの死闘の舞台、狩り場。特にまだハンター稼業を初めて間もない私では、強力な相手にとっては餌も同然なのだ。
そんな風に気を引き締める私と一緒に、じっくりと周囲を気にしている様子のハンター、カスケさん。村長も『一緒に狩りに行けば実力も分かるだろうさ』と面白そうに言って彼の経歴を教えてくれなかったけれど、今回の相手はドスランポス。多少経験を積んだハンターからすれば雑魚中の雑魚とか呼ばれているあのモンスター相手なら、彼にとっても大した狩猟対象でもないはず。二人で狩猟をするなら尚更だ。だというのに……。
横に並び立つように移動し、そっとその顔をのぞき込む。その整ったその顔にはふざけた雰囲気なんかは一切無く、目には何か闘志に燃えるかのような光が灯っているような気がした。
「さぁ、行こうか」
「っ……! は、はい!」
すっとこちらを見た彼の顔に少しドキッとしつつ、私達はベースキャンプを後にした。
「……あンの色男が」
私達の後ろから覗くその姿に、気付く事も無く。
◆
「おう、カスケの野郎ォ来やがったぞ。生意気に女子なんか連れてやがる」
「了解した。俺達は隠密行動、カスケからの指示が無い限りは姿を現すな」
「アイサー。依頼内容はドスランポスの狩猟だっけ?」
「おうよ。ま、俺様達の出番ァまず無ェだろうな」
「いや、そうとも限らんぞ。先程から俺の“聴覚”が妙な気配を捉えている。これが中型モンスターのものとは思えん」
「言われてみれば確かに、さっきからしてる血の“臭い”も中型がまき散らす臭いにしては濃すぎる気がするね」
「……乱入か、面倒臭ェな。ま、一応視野に入れとくか」
「いつでも駆けつけられるように用意しておけ」
「「了解」」
◆
「……あの、カスケさん?」
「ん、何だい?」
律儀に地図から顔を上げ、こちらを見てくるカスケさん。隙が無いながらも優しい雰囲気を漂わせる彼は一体、何者なんだろうか。ただのハンターとは、とてもじゃないけど思えない。
「な、なかなか見つかりませんね」
「うん、そうだね……。ドスランポスは縄張りの中を定期的に見回る習性があるから、どこかで待機していればあちらから来てくれると思うんだけど……」
そんな風に言葉を交わしつつ、エリア3へと進入する。細いながらも木立の目立つこのエリアなら、ドスランポスの攻撃の中でも比較的脅威度の高い飛びかかり攻撃がやりにくいだろうという私の判断のもと、ここで待機する事にしたんだ。
――ううん、そのはずだったのに。思わず声を出してしまいたくなるような予想外の光景が、目の前に広がっていた。
「ギャオォゥ!?」
空を舞うのは、蒼き狩人の長の姿。周囲の子分達も、まるで木の葉か何かのようにたやすく吹き飛ばされてゆく。
「ゴアァォゥ!」
「ギャァッ……」
その巨体に見合わぬ身軽な動きで飛びつき、倒れたドスランポスへとその翼脚を叩きつける。それによって鳥竜種特有の細い首が折れたらしいドスランポスは、僅かな断末魔の声と共に息絶えた。その光景を見て、周囲のランポス達が怯えたような姿を見せる。そんな最中、その恐ろしいモンスターはぐっと身を仰け反らせ――。
「ガアアアアアァァァァァァァァァ!」
「ギャオウゥッ……」
「ギョワァッ……」
少し離れた場所にいた私達でも耳を塞ぎたくなるような、超大声量の咆哮を放った。もはや“声”の領域を出るようなその凄まじい音量によって発生した衝撃波が、近くにいたランポス達を次々と吹き飛ばす。それが決め手となったのか残った数匹は怯えた様子で逃げ去り、とうとうこの場で立っているのは私達と……轟竜、ティガレックスのみとなった。
「ググググ……」
「……えーと。これは――」
こちらを視認したティガレックスがゆっくりとした動作で、しかし逃がさないと言わんばかりの雰囲気を醸しながらこちらを向いた。最近ようやくドスランポスをある程度安定して狩れるようになった程度の実力である私にとって、“ハンターの宿敵”とも呼ばれるこのモンスターと対峙するのはあまりにも早すぎるのは明白だった。背中を嫌な汗が流れる。
「……かなりマズい状況だね」
一方のカスケさんは身構えて片方の手を大剣の柄へやり、もう片方をアイテムポーチへと突っ込んだ。
「……久々に見るにゃあ」
私がハンターを始める前からオトモ稼業をやっていたネオは過去に戦った事があるのか、そんな事を言いつつ四つん這いになった。
「グググ……ッ、ガアアアァァァァァ!」
孤島の密林に再び、恐ろしい咆哮が響き渡った――。
◆
前話>>48 次話>>64
- 日時: 2015/12/07 20:38
- 名前: 翼の勇車 (ID: LqiLGFve)
第二話〜三体のモンスター〜
「ッガァ!」
「うわぁ!?」
大口を開いて突進してくるティガレックスを間一髪で回避する。翼脚の攻撃は既に何度か盾で受け止めたりして直撃は免れているけれど、その尋常じゃない衝撃を受けて着実に体力が削られていく。一方の奴は、私が苦し紛れに放った攻撃もこの武器じゃ切れ味が足りなくてなかなか刃が通らない。もし通ったとしても、大したダメージを与えられていないように感じていた。
プオー……。
そろそろスタミナが眼界を迎えようとしたその時、再び私へと攻撃をしてこようとしたティガレックスの動きが止まり、突如鳴った笛の音の方を向いた。モンスターの気を引く事のできる道具である角笛を吹いたカスケさんは、抜刀し身構える。
「ガァ!」
「……っ!」
飛びかかり攻撃を前転回避し、攻撃直後の僅かな隙を狙って一撃を入れてゆくカスケさん。これが片手剣と大剣の差なのか、はたまたあの大剣が優れたものだからか、着実にダメージが与えられている――ように見えるのに、相手はそんな事はお構いなしとでも言わんばかりに攻撃を続ける。
「ぐっ……!」
その凶悪な爪の一撃を大剣の大きな刀身を生かしたガードで凌いだカスケさんは、一度回避して距離をとった。
「この感じ……。まさかこの個体、上位個体……!?」
そんなカスケさんの声が聞こえて、私が仰天したのは言うまでもないはず。上位個体。通常の個体よりも強力な力を持つ上位個体のモンスターは、挙動、攻撃力、耐久力等ほぼ全てにおいて非常に優れた力を持っている。もし先程の攻撃を私が一撃でもまともに貰っていたら、確実にベースキャンプ送りになっていただろう。
「ガアァ!」
「させんにゃ!」
再びカスケさんへと向かって行こうとするティガレックスの顔面に、ネオが飛びついた。ガッチリとしがみついた彼に驚いたティガレックスは立ち止まり、その場で暴れてネオを引き剥がそうし始める。
「ネオ君ナイス!」
そう言ったカスケさんが、再びアイテムポーチから道具を取り出す。その道具は一見普通の角笛に見えたけれども、何かが違うように感じた。
フォーン……。
ネオが足止めをしている隙に吹き鳴らされたその笛。通常の笛より高く、そして澄んだその音色は、この密林の木々の間を駆け巡ってゆく。が、孤島全域に届くかと思うほどによく通るその音が鳴ったのにも関わらず、体に何かしらの影響が現れるわけでもなく、ティガレックスにも何か変化があったわけでもない。
「ガァ!」
「に゛ゃっ……」
ティガレックスが頭を大きく振りかぶり、とうとうネオが吹き飛ばされる。その体は一部に血管が浮かび上がり、吐息は荒く。これが噂に聞くティガレックスの怒り状態なのだと理解する頃には、既に奴は突進を開始していた。
「ミズキ!」
「ご主人!」
サスケさんとネオの声が聞こえる。早く突進を避けなくては。でも、怒り状態で一気にスピードが上がったあの突進を避けるには、もはや遅すぎる。ならガード? ううん、もし盾で防いだとしても、攻撃力が大幅に上がっているだろう怒り状態の突進なんか食らったらそこそこのダメージが入ってしまう。それだけならまだしも、防御後の無防備な状態に追撃が来れば確実に食らってしまうだろう。
避けられない。一体あの攻撃を受けたら、体にはどんな傷が残るんだろう。一生残るような傷だったら嫌だな。目の前に迫るティガレックスの顎を見ながら、どこか他人事のように思考が巡った。
これから私を穿つ事になるだろう目の前の凶悪な牙を見るのに絶えきれず、思わず目を逸らしたその時――。横へ背けた私の視線に、大きな“赤い”何かが飛び込んだ。
「飛翔脚(ヒショウキャク)!」
凄まじい衝突音と、硬い何かが砕ける音。世界がゆっくりになったような感覚に陥っている私は、横腹をいびつに歪ませ、周囲の細い木々をバキバキとなぎ倒して吹き飛ぶティガレックスと……薔薇の花を彷彿とさせるほどに赤い、華麗に足を振り上げた怪鳥の姿を見た。
「グッガァ……ッ!?」
凄まじい勢いで真横に吹き飛ばされ、木の密集した場所から湖畔の砂地へと飛び出すティガレックス。明らかに絶大なダメージを負った様子でも尚空中で体勢を立て直そうとしているその轟竜が、柔らかいクッションとなる湖の水へと湖へと突っ込む――。
「大名鋏昇(ダイミョウキョウショウ)!」
と思われた瞬間。爆発かと見紛うほどの勢いで湖畔の砂の一部が吹き飛び、その中から巨大な鋏が飛び出してきた。丁度真上を通過しようとしていたティガレックスの体にそれは直撃、そして――あろう事か、凄まじい勢いで斜め上へとカチ上げた。きりもみ回転をしながら上空へ吹き飛ばされたティガレックスの下で、その巨大な鋏を振り上げていたのは……真珠かと見紛うほどに美しい白色をした頭骨のヤドを背負った、一匹の盾蟹だった。
「ッ……カァッ……!」
白目を剥き、体の色々な箇所をありえない角度に曲げられたティガレックスが湖の上空を舞う。一体どれだけの力でもってすればあの巨体をあんな場所までカチ上げられるのか。状況が飲み込めずに呆然とそんな光景を眺めていた私の目は次に、水中から飛び出してくる一つの大きな姿を捉えた。
「トトス・ショットガン!」
水面へ落下しそうになっていたティガレックスの体が、斜め下から拡散するようにぶつかった大量の水――ガノトトスのブレスによってその軌道が一瞬でこちらへ向き、そしてとうとう砂地へと轟音と共にその身を横たえたのだった。
◆
前話>>63 次話
- 日時: 2015/12/09 21:43
- 名前: vista (ID: CKEJOyAJ)
帰ってきました。
遅くなってすいませんww
歴戦記U 第三巻
第五章 決戦!ミラルーツ
ミラルーツは、訓練所にいた。
鋭い咆哮による地の揺れ。
紅い眼から放たれる痛々しい視線。
白銀に輝く毛皮のような鱗。
赤黒く煌めく鋭い爪。
その全てが、ノエルを苦しめることになる。
ノエルは、戦闘船を陸に着け、ユクモ村に上陸していた。その眼は、ミラルーツに戦いを挑む、勇ましい眼だった。
「ミラルーツはどこですか?」
「訓練所だが、あんた戦うのかい!?」
「ええ。急いでいるので。」
ノエルは村長に話しかけると、訓練所に歩き出した。
ナーガなんかよりも強いミラルーツに挑む。
筆頭ハンターも負けたあの竜に。
「高難度:元より来たる粗なる竜」
クエストを受注する。これが最後のクエストになるだろう。場所は訓練所。
「友情は…何にも負けないんだろ…!」
大剣を持つ。そして抜刀する。今ノエルは、総てを自分の手で終えようとしている。
「うわぁあああああああ!!」
痛々しい叫びと共にノエルは大剣を振りかざす。
ミラルーツは悲鳴をあげ、天を仰ぐ。
連続斬りを発動する。これはノエルの得意技!
これまでの歴戦記に終止符を打つために。
ノエルは斬った。
ミラルーツが倒れるまで切り続けた。
「キィイイイ!」
ミラルーツが呻き声を上げ、倒れた。
勝ったのだ。
ノエルがやったのだ。
動かない。そのミラルーツを見たノエルは呟いた。
「ロッド…。やったぜ…!」
第六章 祖竜の角
剥ぎ取ってきたものは一つのみ。
「祖竜の角」レア度8 鋭く巻いた角。
これは武具の生産、強化に使うものではない。
マイハウスの小さな机の上の写真の元に、それをおいた。
「ロッド…。倒したぜ。」
ロッドの写真は、なんだかニッコリしているようだった。
歴戦記U 完結編 おわり
vista「今作は、4G〜Xの間のあるはずのないものです。次作はXの内容に入りますのでよろしくお願いします!」
- 日時: 2015/12/10 06:22
- 名前: vista (ID: BYWpjqZo)
歴戦記V 第一巻
第一章 ベルナ村
「分かった。手配はする。」
「よろしく頼む。」
…何の手配?ここは何処?
あれから何ヵ月たった?
何が起こってる?
これは、4つのむらの物語ーーーーーー。
「目が覚めたか?」
目覚めると浮遊感に襲われた。
気球の中に居るらしい。
「どこに向かってるんですか?」
「ベルナ村さ。」
「ベルナ…村?」
聞いたことのない村名に首をかしげていると、山岳地帯に踏み込んだ。
「もうすぐだ。」
見えたのは小さな村。
沢山の人々でにぎわうそこは、昔懐かしい感じがした。
「二つ名モンスター、知ってるか?」
「いえ。」
「言わば特殊個体だな。一部分が異常発達したことにより、同種が減少し群れから離れた孤立生物。」
「それが僕の記憶喪失に関係あるんですか?」
「君は白鋭角ミラルーツに殺られたのさ。」
「白鋭角ミラルーツ…?それが二つ名モンスターですか?」
「ご名答。名前の通り、角が異常発達した特殊個体だ。」
ノエルは自分の記憶がないことを男性に聞いた。
しかしこのおとこの人、名前を聞いてなかった。
「あの、失礼ですが、お名前…」
「名前なんてとうの昔に棄てた。ベルナ村の長だ。」
…村の長?村長ってこと?
ノエルはここ、ベルナ村で3年間過ごすことになった。
第二章 三つの村
跳狗竜ドスマッカォを倒してからだ。
村長に落ち着きが無くなった。
まるでなにかを心配しているかのように。
「ちょっと来てくれ。」
「なんでしょう。」
「ユクモ、ポッケ、ココット。」
「その3つの村がどうしたのですか?」
ユクモ村?聞いたことあるなぁ。でも思い出せない…。
「その事まで忘れてしもうたか…」
「え、はい。」
「ユクモ村に行きなさい。」
「わかりました。」
ノエルは戦闘船に乗り込み、ユクモ村に向かった。
聖なる水が流れる地にふみたつジャギィ。
ユクモ村にしかいない丸鳥ガーグァ。
ここは渓流。始めて雷狼竜を狩ったとち。
「名物ユクモノ足湯〜」
村の猫が言った。あの一件以来、名物を作り出していた。
もちろん訓練所と集会所は使えない。
祖竜との戦いで壊れたから。
よって食事場ができていた。
村長「お久しぶりですね。」
ノエル「俺の名はノエル。フラハンにつけてもらった。」
村長「へぇ。それよりこれを見て」
村長はクエストブックを開いた。
「高難度:紅兜アオアシラ、襲来!」
これは…特別許可クエスト?
村長「私が許可しました。」
ノエルは始めての名に疼く心に逆らえず、そのクエストを受注してしまった。
ノエル「回復薬OK、砥石OK、シビレ罠OK…」
ノエルがマイハウスでアイテム確認をしているときだ。
ドオオオオン!!
村の方から音がする。まさか…
「紅兜アオアシラだぁぁぁ!!ついに来やがったー!」
村人が叫ぶ。
ノエルは、大剣を抜刀し、村へ向かったー!
あとがき
次回、紅兜アオアシラと対決です。
ミラルーツの二つ名は、クロスに出てきません。
勝手な自作モンスターですww
- 日時: 2016/01/01 22:00
- 名前: EXTENDED ◆FGU2HBsdUs (ID: 2CCqshvM)
番外編 狩技、スタイル取得の道
※もうひとつの話メンバーです。
「狩技?なんだそれは」
いきなり意味不明なことを言い出した地に、碧はそう答えた
いつもわけの分からないネタ、メタを切り込む地の話だが、稀に真面目な話も混ざってくるためその判別は碧や炎じゃないと判断しづらい
「狩技っつうのは日々進化するモンスターに対抗すべく、ハンターが生み出した必殺技みたいなもの!んでスタイルは…いつも通り、狩技特化、乗り技特化、反撃特化という感じにあるわけだぜ!」
まぁぶっちゃければクロスでできた新要素ということ。
「いつも通りでいいだろ…その狩技が使えるかどうかは実戦しなけらば分からん。それに…」
「その狩技ってどうやって取得するのですか?」
目がキラキラしている地とは反対にあまり乗り気じゃない碧。それと残妖。
「ふふふ…今回はなんと!特別に!全狩技がしゅとk」
「クエストや村の貢献らしいが今回はUまでを特別に覚えさせたらしい」
「こらー!セリフとるなー!」
本来の狩技は炎の言った通りに取得するが、この話の中では自動でUまではゲットできるらしい。だいたい黒のせい
ということで地と炎が各武器の狩技、スタイルについて説明した。あと防具のスキルが死んでることも。
ここから各キャラの反応を、順にどうぞ
「獣宿し【獅子】…?こうすればいいのか」
バスンッ!!
地の言うとおりに大剣をふりまわし、持ち前の気を納める。
「うわぁ…こえぇ…」
荒ぶる気を自身に納めた碧の見た目は通常のハンターが使うそれとは違い、別の気質までもが引き出されていた。見た目は悪魔そのもの
そのまま彼に震怒竜怨斬を試してもらった。
「ちなみにこれはダメージを受けるとカウンターみたいに発動しまーすwということでキックしt」
「るぁああ!!!!」
スゴォォォオオオオン!!!!
地の蹴りに一瞬でカウンターを仕掛け、渾身の一撃を地に叩き込む。【獅子】の宿った一撃を、地はダイレクトに受けた
「ごふっ!!普段より痛い!メッチャ痛い!!」
強溜め3、強なぎ払いのコンボを受けた事があったが、それを上回る威力だったらしく、地はその場でもがき苦しんだ
「ゲージ溜まるのが遅いがこれはおもしろいな…」
もっとも、普通ならカウンターの速度はそんなにはやいわけじゃないんですけどね。
「あいてて…次は地衝斬。これは地面と擦りながら豪快に切り上げて衝撃波をぼーん。あ、でもかちあg」
「ほらよ…っと!!!」
ズガガガッ!!!!
「あひゃぁああ!!!!!」
地の説明を最後まで聞かずに豪快な切り上げをした結果、Uの出力範囲を大きく超えた威力で地をかち上げてしまった。
「…ソロ限定にしたほうがいいのか?」
「次はスタイルだ。ギルドはいつものに狩技2つ付くだけ、ストライカーは一部動作が不可能になったが狩技が3つ。ダメージを受けるとゲージが溜まる」
「(ダメージそんなに受けないんだよなぁ)」
「エリアルからいくぞ…地上の溜め切りが不可能となる」
「あ?!」
エリアルスタイルは一部地上技に制限がかかる。大剣の場合はよりによって溜め切りが不可能となる。普段の主力が使えないとなると驚く事も無理はない。
「その代わりにあるのが跳躍からの溜め斬りだ。狙ってあてるのは至難の技だが溜め速度が速い。踏み台にできるものは…判定を持つモノといえばいいだろうか?」
「前転回避がこれになるとは…」
普段前転回避を多様する碧にとって、この仕様はあまり好ましくないみたいだ
「踏み台は適当なものがあるからそれを使え」
そういって炎が準備したものだが…
なぜか地が混ざっている。
「おいなんで俺も混じってる?!」
「分かった、お前が踏み台になれ!」
プミッ
「俺を踏み台にした?!」
「跳躍…溜め斬り!」
ドゴッ!!
「あぶあぶー!!おま、俺を狙うな!!!」
「…からのなぎ払い!!」
ブンッ!!
「ひえー!!!」
「(楽しそうだな…あんたら)」
結局このスタイルは碧には合わなかったみたいだ。
「次はブシドーか。これは相手の攻撃をジャスト…といっても結構甘めにあるが回避またはガードすることでジャスト回避アクションが可能となる。大剣の場合切り上げから高速強溜め斬り、強なぎ払いが可能だが…通常の強溜め斬りは不可能となる」
「抜刀溜め3ができるのか。なら問題はない。」
「…だが察しただろ?」
「…あぁ。」
碧も炎もそれ以上は言わなかった。切り上げという時点ですでに碧は気づいていた。かち上げの恐れあり、と…
結局彼はギルドスタイルを選び、狩技は獣宿し【獅子】、震怒竜怨斬の二つとした。