雑談掲示板
- 日時: 2016/03/10 17:06
- 名前: 翼の勇車 (ID: qXrd4tL6)
MH4掲示板より続くモンハン小説スレ五代目です!
内容は題名の通り、この場所ではMHXに限らずモンハンの二次創作小説を書いてください! 勿論初めての方でも初代から書いてくださってる方でも大歓迎です!
過去シリーズリンク
初代
ttp://mh4g.com/bbs_talk/index.cgi?mode=view&no=49
二代目
ttp://mh4g.com/bbs_talk/index.cgi?mode=view&no=828
三代目
ttp://mh4g.com/bbs_talk/index.cgi?mode=view&no=977
四代目
ttp://mh4g-cap.net/bbs_talk/index.cgi?mode=view&no=18
書く時は必ず話数を記入してください。
本スレで作品を書いている、或いはこれから書こうと思っている方へ――ダブルサクライザー様より >>36
↓以下作品目次
―――――
◆クロスオーバー
〜やはり俺の行いは間違っていない〜(ダブルサクライザー様×翼の勇車)
目次>>279
―――――
◆ダブルサクライザー様の作品
○モンスターハンター 短編小説シリーズ
目次 >>280
○モンスターハンター 〜星屑の瞬き〜
目次 >>281
―――――
◆smash様の作品
○〜巨大都市バルバレ 発展までの過去〜シリーズ
目次 >>282
―――――
◆モンモン様の作品
○〜見つからないもの 探す者〜
目次 >>283
○本の中の旅人達
目次 >>284
―――――
◆創造神ゼウス様(vista様)の作品
○ユクモ村歴戦記シリーズ
目次>>285
―――――
◆EXTENDED様の作品
○世界を旅せし狩人〜狂竜病を滅ぼし者〜
目次 >>286
○もうひとつの物語
目次 >>287
―――――
◆翼の勇車(スレ主)の作品
○モンスター&ハンター
目次 >>288
―――――
◆ゆるふわ様の作品
目次 >>289
―――――
◆紅蓮丸様の作品
○~とあるハンターの狩人記録~
目次 >>290
―――――
◆一方通行様の作品
○モンスターハンター 〜狩人としての責任〜
目次 >>291
―――――
◆青空様の作品
○ハンター達の目的
目次 >>292
―――――
◆クルセイダー様の作品
○ハンターズアドベンチャー 〜エピソード クロス〜
目次 >>293
―――――
◆名無しのパワー様の作品
○モンスターハンター 〜猛者たち〜
目次 >>294
―――――
◆かにゃえ丸様の作品
○〜死に行く者の背中〜
目次 >>295
―――――
◆羽衣様の作品
○モンハンクロス 『爆殺厨と闘う騎士団』
目次 >>296
―――――
◆こんがり肉様の作品
○「 狩人の証」
目次 >>297
―――――
◆猫好き様の作品
○モンスターハンター 〜煉黒の燭〜
目次 >>298
―――――
更新>>299まで
- 日時: 2016/01/05 10:00
- 名前: モンモン (ID: .wUGTK3x)
遅くなりました。
明けましておめでとうございます。
一方通行さん、青空さん、空剣さんモンモンと言う者です宜しくお願いします!
クルセイダーさん四代目から活動しているモンモンと言う者です宜しくお願いします。
- 日時: 2016/01/05 13:30
- 名前: モンモン (ID: .wUGTK3x)
本の中の旅人達
序章 昼下がりの古本屋
『チリン...チリン...』
古本屋にドアベルの小さな音が広がる。
「いらっしゃい!」
壁一面の本棚に規則正しく並べられている本の数々。
それらに華を添えるように、小さな間接照明たちが置かれている。
向かいには、ユクモの木で作られた横長のテーブルがある。
先ほど店長に声をかけられた男は、本棚の本をなぞりながら目当ての本を探しているようだ。
「ヴォルフ君、うちはそこらへんの古本屋とは一味も二味も違うよ〜。」
そう言う店長は、40歳くらいで銀縁の丸眼鏡をかけており店長という名札をつけている。
ヴォルフは店長の声には反応もせず本をなぞり続けている。
本棚の最後に差し掛かろうとしたその時、ヴォルフの指が止まった。
その指は赤一色の分厚い本を指している。
ヴォルフはその本を手に取ると、パラパラとページをめくり始めた。
1ページ目は大きな時で旅の記録と、書かれている。
2ページ目からは、びっしりと隙間なく書かれた文字と、多彩な色で描かれた挿絵が載っていた。
「この本をくれ。」
「じゃあ、350zでいいよ〜。」
そう店長が言うとヴォルフは静かにポーチを開きその中から、1000zを出し、店から去っていった。
「まいどあり〜。」
- 日時: 2016/01/05 13:59
- 名前: クルセイダー (ID: w3ofQIZ4)
>>117
双剣さん!
お久しぶりです!元ガンランスの王です!
双剣さんの事は覚えてますよ〜
何せ、俺がデビューした初代スレの主ですから!
>>118
こちらこそ宜しくです!
- 日時: 2016/01/05 15:08
- 名前: 双剣 ◆HUQd0j4o36 (ID: Z7edG7iz)
>>118
双剣ですwww宜しくお願いしますね!
>>120
おお、あなたでしたか!
お久しぶりですwww
覚えてる人が居てよかったwww
最近(なんてもんじゃないけどwww)全くネットにつなげなくてwww
これからも宜しくお願いしますね!
- 日時: 2016/01/05 16:49
- 名前: EXTENDED ◆FGU2HBsdUs (ID: 2emgvvmL)
>>117
お久しぶりですなぁ、元Trailですよっと
村最終クエストとりあえず自力で四天王凱旋以外は突破。
たぶん終焉が一番楽だと思います。慣れ具合にもよるけど…
四天王クリアしたら外伝を作成します
- 日時: 2016/01/05 17:36
- 名前: 翼の勇車 (ID: xwA9Du5v)
>>117
何という事だ……。
初代スレ主様、双剣さんが戻ってこられたぁぁぁぁぁ!!! あぁ、何と嬉しい事だ! お久しぶりです、忘れるわけがないじゃないですか! 本当に、自分なんかがこのスレの主を継いでしまって申し訳ありません……。
新人の皆さん! この方がこの“モンハン小説を書きたい人はここへ!”シリーズの創設者様です!
- 日時: 2016/01/06 08:27
- 名前: モンモン (ID: fnkanCjY)
双剣さんは創設者様でいらっしゃったのですか!
宜しくお願いしますなんて言ってしまって申し訳ありませんでした。
改めて挨拶をさせていただきます。
新人のモンモンという者です以後お見知り置きを。
- 日時: 2016/01/06 10:00
- 名前: 双剣 ◆HUQd0j4o36 (ID: 2kG.M3Sx)
>>123
どうもどうもwww
そんな大層な人間ではありませんがwww
知らない人の為に自己紹介しますね。
どうも初めまして。
このタイトルのスレの1〜3代目のスレ主の双剣と申します。
ps3が壊れ、金が消えたのは昨年の話www(このせいでネットつなげませんでした。)
私もこのスレで良ければ小説を書こうかなと思っています。
基本深夜はつなげないですが、これから宜しくお願いします。
こんなかんじでいいのかなwww
- 日時: 2016/01/06 11:06
- 名前: ダブルサクライザー ◆4PNYZHmIeM (ID: 1HcBrvIw)
モンスターハンター 〜星屑の瞬き〜
二章 青の兵長を退けて
冗談じゃない。
この近くにある村を目指して、狩り場を通ろうとした時に限って、どうしてこんなことが起きる。
ランポス達の頭、ドスランポス。
森を通り抜けようとした時、突如急襲を受けた。
手練れたハンターなら、ドスランポスとその配下のランポスをこの場で狩ってしまうくらい容易なものだろう。
だけど、私はまだハンターになったばかりの、素人に等しい。
ランポス数頭に必死にならなければならない私の腕でドスランポスの相手など無理だ。
どうにか退けるくらいはしなければ、と弓を手に取ったまでは良かった。
ドスランポスは素早い。
だからと言ってじっくり狙いを付けようとすれば、周りのランポスが私の矢を引く手を阻む。
痛い。
モンスターの爪牙は、人間の身体を容易く壊す。
それを身を持って知るには良い経験かもしれない。
が、そのまま命まで奪われるのは御免被りたい。
体力は既に底を叩こうとしていた時、ドスランポスは私に飛び掛かり、地面に押し付けた。
後ろ足で私を押さえつけ、身動きを取れなくしてしまう。
狂喜と共にドスランポスは吼え、涎を垂らしながらその牙を私の身体に差し向けようとする。
死ぬ。ここで喰われ死ぬ。
こんなことになるくらいなら、モンスターハンターになど、なろうとしなければ良かった。
いや、死ぬ覚悟もなくハンターになろうとしたのがそもそも間違いだったかもしれない。
だから、これは私自身への報いなのだろう。
ここで喰われるのがお似合いなのだと。
死ーーーーー
「だぁりゃぁぁぁぁぁッ!!」
すると、ドスランポスの横から誰かが突撃してくる。
背中から二つの剣を抜き放ち、無防備な横腹を晒すドスランポスに突き刺し、えぐり抜いた。
シルバの突然の襲撃に、ドスランポスは思わず横倒しになった。
「グギャァァァッ!?」
ドスランポスが体勢を崩した今なら、彼女を逃がせる。
「動けるなら早く逃げろっ!」
少女にそう告げながら、シルバは周りのランポスにもツインダガーを振るって牽制する。
「ガァッ、ギャァァァッ!?」
ランポス達もいきなり乱入されて混乱しているようだ。
少女の方も、怪我はしているようだが、どうにか立ち上がってオトモアイルーを抱き上げ、森の奥へ逃げようとしている。
森の奥とはエリア11。
地図の表記では、あの先は狭い道が入り組んでおり、ドスランポスのような大型モンスターは入ってこれないはずだ。
逃げようとしている少女に一番近いランポスに攻撃を仕掛けるシルバ。
「うおぉっ!」
踏み込みながらツインダガーの切っ先を正面に向けて、ランポスに突き刺す。
突き刺し、斬り広げ、斬り上げ、身体ごと回転させつつ連撃へと繋げていく。
「グギャッ、ガァッ……」
ランポスの一頭はシルバが放つ斬撃の嵐に堪えきれず、力尽きる。
絶命を確認している暇はない。
体勢を立て直したドスランポスが、怒りと共にシルバに向かってくる。
捕食(しょくじ)を邪魔されたのだ。ドスランポスでなくとも怒る。
少女の方を一瞥すると、エリア11の方へ後ろ姿が小さくなっていく。
あそこまで行けば、もうドスランポスは入ってこれまい。
シルバもツインダガーを背中にしまうと、少女の後を追って走った。
エリア11。
とても狭いエリアで、流れる川が横切る。
モスがキノコを嗅いでいるだけで、他にモンスターは見あたらない。モスは危害さえ加えなければ、大型モンスターがいようとキノコを探るマイペースな小型モンスターだ。この場では無視していい。
少女とオトモアイルーは、木陰に座り込んで息を着いている。
「大丈夫か?」
シルバは少女に声を掛けた。
「あ、だ、大丈夫、です……」
半分壊れた笠を頭から外して素顔を晒す少女。
その素顔を見て、シルバは思わず声を失いかけた。
声を失うほど、可憐な容姿。
透き通るような艶やかな白い肌、十分に熟れた桃、と言うよりは桜のように綺麗な色をした髪、鳶のような赤茶けた瞳。
それら全てが、"美少女"と呼ぶに相応しい、ハンターとは思えないような女の子。
普通なら邪なことを考えるところだったが、問題はその可憐な容姿の下。
先程のドスランポス達によるものだろう、爪や牙の痕が痛々しく刻まれていた。
身に付けた服のような防具のおかげで、大怪我と言えるような怪我はなさそうだが、露出した腕の、右の素肌は血で真っ赤になっている。
シルバは先程とは別の意味で声を失ったが、すぐに正気を取り戻す。
落ち着いてポーチから、薬草と布を取り出す。
「応急処置だけする。血をそこの川で洗い流そう」
「は、はい」
シルバに従い、少女は腰を上げ、流水で血を洗い流す。
水気を拭き取ってから、磨り潰した薬草を布に染み込ませ、そっと少女の腕に近付ける。
「んッ……」
傷口にしみたか、少女の身体が強張る。
シルバは一瞬躊躇ったが、構わず少女の腕に布を巻き付ける。
少しだけきつく結んで、応急処置は完了。
「よし、と。ふぅ……」
緊張の連続で、シルバも思わず座り込んでしまう。
「そ、その……危ないところを助けていただいて、ありがとうございます」
シルバと同じく座り込んでいた少女は、命を救ってくれた恩人である彼に頭を下げた。
「いいってそんな。頭を下げてもらうようなことじゃないし……」
謙遜するシルバと少女の間に、オトモアイルーが立つ。
「ワタシからも礼を言わせてほしいニャ。主の危機を助けてくれたこと、感謝するニャ」
少女と同じような格好をした、若葉色のアイルーも頭を下げて礼を表する。
「だからいいんだって。……それより」
シルバは入ってきた方に目を向ける。
ドスランポスの吼え声が微かに聞こえてくる。
「諦めてくれるまで、ここで立ち往生か……」
外にはドスランポスが待っている。
ここからベースキャンプへの道は他にない。エリア10は避けて通れない。
しかし、ドスランポスは待ち伏せている。
ドスランポスも援軍を呼んでいることだろう。今ここで飛び出しても袋叩きに遭うだけだ。
状況が変わらない限り、ここにいるしかない。
その時だった。
ドスランポス達の喧騒は、雷が墜ちたような音にかき消されたーーーーー。
- 日時: 2016/01/06 11:08
- 名前: ダブルサクライザー ◆4PNYZHmIeM (ID: 1HcBrvIw)
>>125
なんとまぁ、昨年辺りから姿が見えないと思ったら……。
どうもお久しぶりです、元あいりあさん。
今もここで小説を書くダブルサクライザーです。
- 日時: 2016/01/06 16:58
- 名前: 双剣 ◆HUQd0j4o36 (ID: 2kG.M3Sx)
>>127
お久しぶりです〜
これからも宜しくお願いしますね。
- 日時: 2016/01/06 17:21
- 名前: EXTENDED ◆FGU2HBsdUs (ID: JQBGePq/)
EXT「アハッ☆」
師条「それキャロの…」
EXT「ごめん、トラン○スルーのはこれだったんや。今更過ぎるね、すまない」
キャロ「アハッ☆」
涙那「…早速使い出したぞ。」
BLAZE「なぜ空気王の話題を出しているんだか…」
奏連「(EXTも何かとスルーされるからじゃない?)」
あ、四天王凱旋やる前に村クエ消化せないかんから外伝は四天王以外から始めます。どれからにしようか悩んでるけども…自分がクリアした順か体感難易度順か、それとも誰かが決めるか。
- 日時: 2016/01/06 21:34
- 名前: ダブルサクライザー ◆4PNYZHmIeM (ID: pUCAZy1j)
>>129
シリーズ順的には、
天地→最後→終焉→四天王 の順番ですかね。
一番キツイのはやはり四天王ではないかと。
天地は2nd Gにも同じようなクエがありましたし、最後も2nd G のイベクエの双獅激天があって、3rdの終焉はそんなに難しくなくて。
四天王は全部属性がバラバラなぶん、無属性ゴリ押しか爆破に頼るところが厳しいかと
- 日時: 2016/01/06 23:13
- 名前: EXTENDED ◆FGU2HBsdUs (ID: JQBGePq/)
>>130
四天王はまだいってないけど弱点が噛み合わないから毒片手で行こうかなと…
四天王を除く体感難易度は天地≧招待状>>>終焉
モンスターに対する慣れの差があるけど終焉が楽ですた…天地と招待状が微妙だけど招待状の時減気刃薬忘れてだいたい似たタイムだったから個人的には天地が上
うーん、どうするか・・・
- 日時: 2016/01/07 20:53
- 名前: 翼の勇車 (ID: sbTlmI.A)
編集完了! 何気に目次の制限文字数既に半分切ってたりします(gtbr
や、やばそうだったら無駄な空白部分とか削除して稼ぐので大丈夫だと思います!
俺もそろそろ小説更新せねば……徹甲虫の方に時間が取られて……
- 日時: 2016/01/08 01:45
- 名前: EXTENDED ◆FGU2HBsdUs (ID: U.ngezhr)
もうひとつの物語、外伝
〜村最終クエストの洗礼〜
天と地の怒り編
「全く、どうせお前の事だ。めんどうなクエスト全部スルーしてこいつらだけもらったんだろ?」
「あー、炎…たしかにそう。9割はスルーした。でも5体連続はやれっていわれたから弓担いでボーン。」
本来であればこれらのクエストは高難度を除くクエスト全てをクリアし、四天王以外は各村の貢献度1500以上、四天王は5体連続クエスト2つをクリアする必要がある。地は特別に5体連続クエストを2つ突破する事で、最終クエストを受け取った。ちなみに地曰く、ぬるいらしい。
…いや地は受け取る権利があるとはいえ、それを他の人に渡していいのかは疑問だが…そこは巧みな交渉術を持つ地がどうにかしておいたらしい
「で、俺はさっさと終わらせるから先に行かせてもらう」
くじ引きによって炎が行くことになったクエストは、天と地の怒り。ココット村の最終クエストだ。
「んじゃ俺らは特別観戦できるからそこでのんびーり観察させてもらいますねーwww」
「いつそんなことできるようにしたんだ…相変わらずよくわからない交渉術もってるな」
気が付いたら色々なことをやっている地にあきれ気味の碧ではあったが、どうせ村で待つのもめんどうだから見に行く事にした。
さて、いつもの炎なら何も言わずにヘビィボウガンを選んで自作弾で大暴れをするところだが…
「規定内で行かせてもらおう…ちょっと貸せ」
「え…?別にいいわよ。でもどうして私の武器なのかしら」
彼が使う武器は…霊華が所持していたタマミツネの片手剣だった。
この選択には地も予想外であったらしく、
「ちょおまwwww片手っすかwwww久しぶりにみるwwwww」
と、草ばっかり。その後碧が地面に埋め込んだのは言うまでもない
彼がなぜ片手を使うのか…
「新しく開発された刃薬の効果検証及び霊華が片手の経験がまだ十分といえないから模範演技的な意味で、だ」
とのこと。片手剣専用の刃薬が開発されてはいるのだが、その効果が実戦でどのようになっているか、この報告が多いとはいえない。現在開発されている刃薬は4つある。それの効果を試そうとしているのだ。とはいっても実際に使うのは…減気だけらしい。
あとは最近片手剣に変更した霊華のためとか
「さっさと終わらせる」
そういって彼はクエストを受注し、闘技場へと向かった
「あのー…スタイルや狩技がどうなのか言ってなかったのですけど…」
「ストライカーで片手専用の狩技3つレベルVらしいよw」
〜闘技場〜
指定された生物以外存在しない闘技場…その場にいるモンスターは…2体。
リオレウス希少種とリオレイア希少種。元々つがいで存在していることは原種でよく知られてはいるものの、希少種での報告例はあまりない。
どのような理由で銀色や金色の甲殻を纏っているのか。またなぜそのような進化をしたのかなど、謎の多いモンスターである。ただその美しい甲殻は、白銀の太陽、黄金の月と称されており、話題となっている。
リオレウスとリオレイア…その希少種を、同時に2体かつエリア移動することのできない闘技場で狩猟する。それが【天と地の怒り】
…過去にココットの英雄が突破したことが記録に残っているが、違う闘技場で狩猟をしたのではないか?当時は希少種の行動が原種とあまり差がないのではないか?など様々な言い伝えが残っている。
「でwww炎はまだですかwwww」
「慌てすぎよ。あたいたちがここに来る前に始まらないよう指示しているのは…あんただろ?」
地達が闘技場に来る前に始まらないように地は言っておきながら、この始末。碧はもうこいつ地面に埋めたまま放置してやろうかと考えて行動しようかという状況。
そして、その時はやってくる。
「…けむり玉は不要だったな」
その言葉と同時に、炎が闘技場に姿を現す。そして希少種夫妻は彼の気を察知し、警戒する
「おーっとw同時ばれパターンwwwこれはwwwけむり玉分断方法はもう終わりですね。wwクエリタしたくなるーwww」
「煽ってるのか実況してるのかわからないわよ」
地のいうことはわからなくもないのだが…言い方がひどい
それでも炎がクエストリタイアするわけがなく…分断用にある柵を起動させる
ガチンッ!!!
闘技場中央から、フィールドは分断された。傾斜のある方にはリオレイア希少種が、段々となっている方にはリオレウス希少種と…炎がいる
「柵が降りる前に…リオレウス、お前を狩る」
天と地の怒り、開幕
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
まぁ…地面から小型モンスターが生えてくることはあるんですけどね、闘技場。
- 日時: 2016/01/08 14:52
- 名前: ダブルサクライザー ◆4PNYZHmIeM (ID: porCY.A7)
モンスターハンター 〜星屑の瞬き〜
三章 桜色のお姫さま
日も傾き始めようとしていた頃、シルバは狩り場である森丘から、ココット村に帰還してきていた。
帰ってきたシルバを見るなり、ベッキーは安堵したような表情を浮かべた。
「あっ、おかえりなさい、シルバくん。良かったぁ、何も無かったのね」
安堵するベッキーとは真逆で、シルバは気まずそうな顔をしている。
「あの、ベッキーさん……すいません。俺、依頼失敗しました」
「……え?」
たかだかキノコ狩りに失敗したと言うシルバに思わず疑問符を浮かべるベッキー。
「それと……」
シルバの後ろからヒョコと出てきたのは、桜色の髪をした女の子。それもハンターだ。それと、少女と同じような格好をしたオトモアイルー。
「シルバくん?君はいつからガールハンターになったの?」
「違いますってば。とにかく、話聞いてくれますか」
大変な勘違いをしているベッキーに、シルバは先程までの出来事を話した。
順調に特産キノコは集まっていた。
が、その途中にドスランポスの姿を発見。
気付かれないようにその場から離れようとはしたが、少女がドスランポスに一方的にされているのを見て、黙って見ていられなくなった。
奇襲を仕掛けて、どうにか狩り場の奥に逃げ込むことには成功したまでは良かったが、ドスランポスが諦めてくれるまで、立ち往生になっていた。
そこから先の出来事は具体的に話すことにした。
雷が墜ちたような轟音が、ドスランポス達の喧騒をかき消した。
「!?」
何が起きたのか、とシルバは慎重にエリア10の方に顔を覗かせる。
そこにいたのは、ドスランポス達だけではなかった。
紫を縁取ったような暗緑の甲殻。
それらはバチバチと帯電し、翡翠色に輝く。
虫の翅のような翼膜に、斧のようなトサカ、鋏のような尻尾。
その姿は、初めて見るシルバでさえもこう思わせた。
「(なんだアイツ……!?かなりやばそうな奴だぞ……)」
電を纏う翼爪の一撃はドスランポスの肉体を抉り、内臓を焼き焦がした。
ボスを殺られたランポス達は、怯えたようにその場から散々に逃げていった。
その大型モンスターは、ドスランポスを仕留めたことを確認すると、その場から飛び去っていった。
シルバは茂みの奥から、その姿を見上げるしか出来なかった。
「い、一撃でドスランポスを……!?」
その場で転がっているドスランポスはピクリとも動かない。本当に絶命しているようだ。
いや、今はそんなことを考えるべきではない。
一刻も早くこの狩り場から離れるべきだ。
いつ自分がこのドスランポスと同じ末路を辿ることになるか分からない。
シルバは踵を返して、エリア11へと駆け戻り、少女と共に狩り場を後にしていった。
「って言うことです」
粗方を話し終えたシルバは一息つく。
彼の話を咀嚼したベッキーは「やっぱりねぇ……」と額に手を置いた。
「シルバくんは運がいいわ……"電の反逆者"の姿を見て、無事だったんだから」
「"電の反逆者"?」
ベッキーの口にしたその名をオウム返しに訊くシルバ。
「シルバくんが見たモンスター……『ライゼクス』の異名よ」
ベッキーは話せる限りでそのライゼクスについて話す。
電竜ライゼクス。
近年になってアルコリス地方で発見された、ワイバーンタイプの大型飛竜。
黒と金色の二色を基調に構成された外観を持ち、圧電甲と言う特殊な器官を擦り合わせて、文字通りその身に電を纏う。
その際、翡翠のようなエメラルドグリーン色に発光し、非常に美しい色彩を放つ。
が、その美しさを敢然と裏切るように、非常に凶暴で攻撃的で、自身の縄張りに侵入する存在には情け容赦なく執拗に攻撃を仕掛ける。
飛行能力にも優れ、空対空の戦闘能力は空の王者と称されるリオレウスにも匹敵し、王に対する反逆者となぞられて"電の反逆者"などと呼ばれる。
「そんなに凄いモンスターだったのか……」
だとしたら俺は本当に運が良かった、とシルバは呟く。
「まぁ、依頼失敗とは言っても状況が状況だったし、今回は私の方で立て替えておくから、契約金は返すわね。それより……」
ベッキーはシルバの後ろにいる少女に目を向ける。
「問題は、そっちのお嬢さんね」
自分のことだと察して、少女はシルバの前に出て名乗り出る。
「エール・エスト・レイア、と申します。ユクモ村から来ました」
少女、エールは懐からギルドカードを取り出してベッキーに見せた。
「へぇ、ユクモ村から?また遠いところから来たものね。うん、ようこそココット村へ」
ベッキーは営業スマイルと共にギルドカードをエールに返す。
「あ、でも待って。来客用の借家って今空いてないのよ。ちょっと村長と相談してくるから……」
そういって、ベッキーはその場から席を外す。
その場に残される、シルバとエールと彼女のオトモアイルー。
「あの、エールさん、って言ったっけ」
「あ、呼び捨てでも構いませんよ。えっと、シルバ様」
「様って、そんな行儀よく言わなくてもいいって。じゃあ、エール」
彼女のことはとりあえず呼び捨てで言いとして、シルバは彼女に質問する。
「どうしてこの村に来たんだ?」
「そうですね、修行の旅みたいなものです」
エールはココット村に訪れた理由を答える。
「私、ハンターになったばかりでまだ大型モンスターの一体も狩ったことなくて……、でも、村を守れるくらいのハンターになりたくて、こうして旅を始めたんです」
狩り場ではあんな目に遭ってしまいましたが、と恥じるように目線を背ける。
「修行の旅か……」
産まれてからこの村以外の村や街に行ったことのないシルバには、物凄く大層なことに聞こえる。
彼女にとってはそこまでの事でもないかもしれないが。
「お待たせ。シルバくんもいいかな」
村長と言葉を交わしていたベッキーが戻ってきた。
シルバくんも、と言われて彼もベッキーに向き直る。
すると、予想だにしないことを言い出した。
「エールさんの事なんだけど、シルバくんのウチに住まわせてもらえるかしら?」
………………
…………
……
「……はぁ!?」
シルバは思わず自分の耳を疑ったーーーーー。
- 日時: 2016/01/09 22:11
- 名前: 一方通行 (ID: hcxTP/iJ)
すいません遅れました
モンスターハンター 〜狩人としての責任〜
第2話 作戦会議1
村に帰ってベットにつっぷすシズ。彼女は考え事をしていた。
(あの子…確かに祖龍の力っぽいものを…どういうことなの…)
あの後、一応ギルドに報告はしておいた。当然のようにギルドは驚いたが、自分だって信じられない。
そういえばあの少年はどうしているのだろうか。もう一度会えないだろうか。
いやいやそういう意味じゃなくて。別に好きとかじゃ…
いやいやあーもー!!
ん―…でもやっぱもう一度会いたい。なんでだろう。不思議だ。
そんなことを考えてたが、深い闇に意識は落ちていった。
翌朝。
ギルドの団長に呼ばれ、眠気と戦いながら集会場に集まった。
団長の名前はファル。30歳くらいのイケオジ(笑)。
「昨日のことなんだが、シズ。その少年は祖龍に似た力を使ったのだな?」
ファルがシズに聞く。
「ええ、おそらく間違いありません」
「そうか、それは少し厄介だな」
「へ?」
きょとんとするシズ。
「ああ、昨日シナト村の村長に聞いたのだが、そのような言い伝えがあってな」
ファルは答えるように説明する。
「『祖なる龍目覚める時、破壊の神創られん。破壊の神が目覚める時、厄災の化身現れる。』という言い伝えがあるそうなんだ」
「はぁ…」
「そこで、あの少年から話を聞こうと思うんだ」
「えっ!?」
作戦会議2へ続く
あとがき
すいません遅れました(2回目)
いろいろあって遅れてしまいました。すいません。
結局今回もきりの悪いとこで終わりましたね。申し訳ありません。
余談ですが、ジョジョ3部の再放送が終わりました。最終回いいですね。いつかこの話も最終回を迎えるのでしょうが。
それではこんなところで。まだミスが多いですが、目を通していただければ幸いです。
ミラフラグ立った
- 日時: 2016/01/09 18:29
- 名前: クルセイダー (ID: Y3t08GRn)
会話文を減らしたくても減らせないクルセイダーであった
ハンターズアドベンチャー 〜エピソード クロス〜
第2話 『モンスターを操りし者』
『シャーーーッ!!』
出現したのはアルセルタス。廻斗達がハンターになって最初に戦ったモンスターである。
そのアルセルタスは、廻斗達ではなく、ホロロホルルに突撃をした。
ホロロホルルはすかさず飛び、そのまま鱗粉ばら撒きダイブをアルセルタスに浴びせた。
アルセルタスがもがいている所にホロロホルルが滑空アタックをし、アルセルタスの角を折った。
その時丁度、廻斗達は目を覚ました。
廻斗『ふわあああ……よく寝…じゃない、みんな、起きろ!』
轟華『起きましたよっと、あれ?』
恐太『何か増えてる……あれは、アルセルタスか?』
妃弓花『てことは……』
廻斗『……甲か。』
甲『当ーたり』
木々の間から一人のハンターが出てきた。名前は甲。アルセルタスの訓練をしている時、廻斗の姿を見かけ、見つからないように付いて行って観察していたら、皆眠らされてしまったからアルセルタスでホロロホルルの足止めをしたとの事。
甲『良かったな、たまたま俺がいて。』
廻斗『はいはいありがとね。とにかく、また後でな。』
甲『んじゃ、バイバーイ』
甲はまた木々の間に戻っていった。
廻斗『さて、どうするか…』
恐太『試してみるか?狩技。』
廻斗『お、そうだな。やるか!』
轟華&妃弓花『りょーかい!』
続く
- 日時: 2016/01/10 23:01
- 名前: ダブルサクライザー ◆4PNYZHmIeM (ID: wQ45Z59a)
モンスターハンター 〜星屑の瞬き〜
四章 同居、始めました
「ちょっと待ってくださいよベッキーさん!?」
爆弾発言とも取れるような言葉を発したベッキーに向かってシルバは怒鳴った。
「住まわせてもらえるかって、俺の家に彼女、エールを入れるってことですよね……?」
「うん。そうだけど」
ベッキーは何事もないように、お得意の営業スマイルに切り替わる。
「今、俺しか住んでないんですよ!?そんなとこに女の子を住ませるなんて……」
年頃の男女としてそれは不味くないか、とシルバは苦悩する。
それに対するベッキーの返しは意地悪なものだった。
「シルバくんは、何か間違いでも犯すのかな?」
「え……」
「女の子一人いるくらいで、自分の人生をギルドナイツにお釈迦にしてもらうほど、シルバくんはお子さまじゃないと、私は思ってたんだけどなぁ」
「うっ」
「……まぁ?シルバくんがそこまで嫌だって言うから仕方無いわね?もし他にエールさんを受け入れてくれなかったら、家無し暮らしになっちゃうわねぇ?」
「……あーもうっ、分かりましたよ!一緒に住ませてあげればいいんでしょう!?」
ここで引き下がっては男の沽券に障る、とシルバは半ばヤケクソ気味に事を了承する。
ちょろいわね、とベッキーは心底で笑った。
当人であるエールは「別に私は野宿暮らしでも構わないのですが……」と言っているのだが、シルバは「女の子にそんなことさせられるか」と切り捨てる。
と言うわけで、エールはシルバの家に御世話になることに。
「あの、ごめんなさい。私、また迷惑かけたみたいで……」
「仕方無いだろ、他に空いてる所がないんだし。だからって雨風に曝されるのも良くないしさ」
エールと彼女のオトモアイルーを自宅に招き入れたシルバは、とりあえず今は亡き母の部屋を彼女に使ってもらうことにする。
掃除は怠ってないので、それなり綺麗にはされている。
お互い、狩りの装備ではなく、楽な私服に着替え終えてから、キッチン兼用のリビングで改めての自己紹介をすることに。
「じゃあ、改めて。シルバ・ディオーネだ。ハンターには、昨日なったばかりの、まだまだルーキーだけど」
「こちらも改めまして、エール・エスト・レイアと申します。今日からお世話になります」
エールは行儀よくお辞儀で返す。
「エール主のオトモアイルーを務めさせていただいておりますニャ、マリーと申しますニャ」
若葉色のアイルー、マリーもエールに倣うようにお辞儀する。
「あぁ、こちらこそよろしく」
ふと、シルバは窓の外を見やる。 ライゼクスに発見されないよう狩り場から離れようとしていたせいか、意外と時間がかかっており、既に日が傾こうとしていた。
「もう夕方か……」
「あ、シルバ様。食事でしたら、私が作ります」
シルバが何を言おうとしたのか察して、エールは率先して挙手する。
「え?作ってくれるのか?」
「こう見えて、お料理は出来る方だと自覚はしてますので、ご安心を」
少しだけ自信が戻ったように、エールの表情が明るくなる。
「そりゃ、作ってくれるならありがたいけど」
「住ませていただく代わり、と言うわけではありませんが、お任せください」
優しく微笑むと、エールは調理のために席を立つ。
「マリー、お手伝いお願いしますね」
「心得ておりますニャ」
マリーもエールの後に続いて台所へと向かう。
一人、それを見送るシルバ。
「……初めての依頼が、キノコ狩り失敗の代わりに女の子を同居させることになるとはなぁ…………」
何が起こるか分からないもんだ、とシルバはぼんやりと調理に勤しむエールを眺める。
長い桜色の髪はヘアバンドで纏めており、エプロンを着けたその姿は何故かこの場に自然と馴染んでいる。
「(って言うか、やっぱりめちゃくちゃ可愛くないか?なんでハンターを目指す道なんか選んだのか……)」
恋愛小説のヒロインが、紙面からそのまま飛び出してきたかのような少女。
身嗜みがしっかり出来ている辺り、裕福な家庭で産まれたのかもしれない。
大商人の娘、もしくはハンターズ・ギルドの受付嬢と言っても通じるだろう。
ハンターの中にも、美人な女性はいるものだが、エールのそれは完全に一線を上回る。
歌姫と言ってもおかしくはない。
そんな美少女と今日から同居。
「(同居って言ってもな……部屋も別々だし、俺が何かすればマリーも黙っちゃないだろうし)」
それに、エールとマリーは修行の旅のためにここを訪れたに過ぎない。
一ヶ月かそれくらいもすれば、他の場所を目指すか、もしくは自分の村、ユクモ村に帰るだろう。
「(ま、ちょっとの間だけだ)」
いい匂いが鼻腔をくすぐってきた。それが腹の音も上げ始める。
依頼主には悪いが、今日の依頼は仕方無いことにして、また明日に備えよう。
明日は何の依頼を受けようか。
今度こそ成功しなくては。
ライゼクス。
シルバの脳裏に、ドスランポスを一撃でねじ伏せたあの電の反逆者の姿が甦る。
自分もいつかは、あんな強大なモンスターを相手にするのだろう。
そう考えれば、無意識に身体が震えた。
恐怖は感じない。
武者震いと言うヤツだろう。
早く、あのライゼクスを倒せるほどのハンターになりたい。
ライゼクスを相手に立ち回っている、未来の自分を想像しながら、エールとマリーの作る夕食を待っていた。
まだ茜色の空に、一際強く光る星があった場所に、流れ星がひとつ流れたーーーーー。
- 日時: 2016/01/11 02:20
- 名前: EXTENDED ◆FGU2HBsdUs (ID: GziRx2aM)
もうひとつの物語、外伝
〜村最終クエストの洗礼〜
天と地の怒り編続き
※モンスターの声を入れてますがそれが聞こえるのは炎と地だけ。他の人にはわかりません
『今回の挑戦者はお前か!よーし!返り討ちにしてやらぁああ!!!!』
と、いいながらリオレウス希少種は咆哮する。炎と地にしか聞こえないが気にしてはならない。
竜の咆哮はガードで音を弱めるか、耳栓を使うか、耳を手で塞ぐかしないと鼓膜が破裂してしまう。しかし炎にはそんなことをする必要はなかった。
「やかましい」
そう返しながら、彼は頭部をきりつけた。彼の体質上、耳栓がなくても咆哮は無効に出来る。
彼の持つ武器は…タマミツネの片手剣。無論最終強化済みだ。その刃には青い液体が塗られている
これは刃薬と呼ばれ、最近開発された物である。塗りの関係上、片手剣以外では使う事はできない。彼が今使っているのは【減気の刃薬】だ。薬の効果が持続している間、打撃攻撃を追加することができる
『さっきから頭ばっかりこのやろう!喰らえ、BJB(バックジャンプブレス)!!』
ズゴォォォオン!!!
リオレウスお得意のバックジャンプブレスで炎に仕掛ける。しかしそこに炎の姿はない
「少しは読みにくい攻めをしろよ」
バンッ!!!
『ぬぉお!?』
炎はバックジャンプしたリオレウスの真横から閃光玉を投げつけた。滞空していたリオレウスは突然の閃光に目がくらみ墜落する。墜落したリオレウスの頭部を容赦なく叩ききりまくる。
希少種となったリオレウスは頭部がものすごく硬い。原種が弱点とされていたのが何かの要因か、徹底したガードを誇っている。反面、水属性の耐久は脆い点がある。それを見越しての攻撃…ではない。
彼が徹底して頭を狙う理由はそれ以外にもある。
『うぉあ?!!』
「おーっとwww1スタンwwwww希少種、気絶耐性が原種より脆いwwwww」
減気の刃薬には打撃攻撃を付加させる効果を持つ。そのため、頭部へダメージを重ねる事ができれば、気絶をとることだってできるのだ。さらにこの希少種、原種より気絶しやすいとのこと。
まだ頭部の部位破壊をしていないにも関わらず、気絶させることができた。
「しばらくもがいてろ」
炎は気絶しているリオレウスの翼を斬りつける。いくら頭に属性が効くとはいえ、物理ダメージがよくない。弱点特攻を発動させているなら部位破壊狙いで頭部を狙うが、それのない彼は属性、物理がほどよく効く翼に攻撃を集中する
『ぐがっ…畜生、気絶していたみたいだ…このやろう!!!!』
ほどなくして、気絶状態から回復したリオレウスは炎に対し怒りをあらわにする。のだが、その咆哮は炎に対して効果がないのはさっきのことで承知のはず。
『そしてBJB!!!』
「学習しろ」
バンッ!!
『うわぁあ?!』
少し前にあったことと似たようなことがおきる。また墜落してもがく希少種と、その頭部を斬りつける炎。他の部位はお構いなしで、ひたすら頭部を狙う。
『く、くそぉ…何も見えないっ!とりあえず真正面にブレス!』
「(そこはBJBしろよ…まぁいい)さてと、ここいらで狩技でも行くか…!」
ザシュッ
いつもの踏み込み斬りを繰り出した炎。そして…
「昇竜撃!!」
右手で思いっきりアッパーを繰り出し、リオレウス希少種の頭部に直撃させた。本来なら盾を使っての攻撃だが、ミツネ片手にある盾はそれができない形状…つまりこの一撃は素手でやりのけた。
…もっとも、この狩技は常人であればアッパーで滞空した状態から殴りおろす3段攻撃(最初のアッパーで2回攻撃するため)なのだが、炎がこれをすると…
「…高度が上がりすぎたか?かなり手は抜いたのだが…まぁいい、殴りおろす!!」
軽く見積もって…12mくらいは上昇していた。そこからリオレウス希少種の頭部目掛けて殴りおろす。
「上がりすぎだろ、あんな技じゃない」
「私にあれをやれっていうの…無理よ…。」
「霊華様…あれは異常です。」
そんな炎の狩技に異常というのもいれば
「炎ならあれくらいするわなwwww」
「あれだけ身体能力がおかしいのならそうなっても…ねぇ?」
そうでもないと思う者もいたり。
ガンッ!!!
『ほげぇえ!!!』
高度12mから強大な殴りおろしによって、2回目の気絶となるリオレウス希少種。そりゃ12mも上空に上るアッパーとそこからの殴りおろしを喰らえば気絶しないほうがおかしいレベルかもしれない。そして、頭部の硬い甲殻は破壊され、やわらかい部位があらわとなっている。
「ブレイドダンス!」
そこへ炎はブレイドダンスを仕掛け…たのだが狙った部位は頭ではなく翼だ。部位破壊したあとでもこっちのほうがいいとか後にいっていた。ちなみに本来なら背中が一番狙い目だが、狙いにくいためあえて翼を斬りつける。
『くそったれ…俺はもう激おこだ!許さん!!』
ほぼ一方的にぼこられたリオレウス希少種の怒りが頂点に達しようとしている。
「足元注意」
『え…ゴバァッ!?』
…それでも炎のほうが一枚上手だ。足元には既に落とし穴を設置し、あっさりと引っ掛ける。
「あとお前はもう寝ろ」
バシュッ!
『うぉ?!なんだかねむk…スヤァ…』
そして懐から捕獲用麻酔玉を投げつけた。体力の少ないリオレウスは麻酔に抗う事ができず、そのまま眠りについた。捕獲成功である。
しかしまだクエストは終わっていない。
『よくも主人をぼこぼこにしたわね!私があなたを返り討ちにするわよー!!!』
リオレイア希少種を狩猟しなければならないのだ。柵が降りたら速攻で攻撃せんと待ち構えている。
そんなリオレイアを目に炎は…
「貴様も2スタンだ…」
減気の刃薬を再び塗りたくっていた。天と地の怒りは後半戦へと突入する
- 日時: 2016/01/11 10:23
- 名前: モンモン (ID: X2U7VsgJ)
本の中の旅人達
第一話 自己紹介
真っ赤に燃える太陽が頂点に近づく旧砂漠に、それに負けないくらいに明るい声が響く。
「改めて自己紹介させてもらうわ!私の名前はメルナこの団の団長兼冒険家よ!」
クック装備を身にまとい、弦楽器にしか捉えられない見た目をした武器セロヴィセロベルデを背負っている。
太陽に照らされキラリと光る後ろで結んだ赤髪、歳は20代後半くらい、あの大きな声とは正反対のの青く澄んだライトブルーの目。 その目は、キリトに向けて純粋な眼差しをしている。
「おい坊主!俺は、アキスケ骨董屋だ。これから宜しく!」
ミツネ装備の上からでも分かるがっしりした体、その強靭な背中に背負われたガノトトスの頭のハンマーガノヘッド、そして最近切ったことが分かるツヤのある黒髪。
歳は35くらいだろうそれにしても、軽く腕相撲をしただけで吹っ飛ばされそうだ。こんな人が壺とか持っても大丈夫なのだろうか...。
「俺はジェームズ、コックだ。宜しく...」
ロアル装備を身にまとい夜鳥ホロロホルルの素材でできた武器ホロロゾファーを背中に背負う、その男はキリトと同じくらいの背丈で歳は20歳くらい。
容姿はそんなに悪くないが、目線が冷たすぎる一匹狼とはこのことを...言わないか。
「と言う事で、自己紹介が終わりました!Daring団へようこそ!」
「よっ宜しくお願いします!(Daringって大胆とか不敵とかいう意味だろ。幸先不安とほほ...」
「で、何でこんな見掛け倒しのキャラバンに来たんだ?」
冷たい視線のジェームズの視線がいつもより冷たくなる。
「それは、メリナさんに無理やり入れって言わ...」
「奇跡よ奇跡!奇跡の中の奇跡が起こったんだわ!」
みんなはこの分かりきったメリナの嘘を呆れたように黙って見ている。
「あっそうだメリナ次どこ行くんだ?」
「決まってるじゃない。Daring団(大胆団)恒例新入りさんに行き先を決めてもらうのよ!キラッ」
そう言いながらメルナは頬に指を当て決めポーズをした。
「えぇ何で、何でなんですか!?」
キリトの声は旧砂漠の砂嵐でかき消され残ったのは、少しの時間と熱風だけだった。
続く...
ご意見ご感想宜しくお願いします。
ダブルサクライザーさん
アキスケの装備ミツネシリーズの事ですが、今後のダブルサクライザーさんの小説活動に支障をきたすのであれば変えるので宜しくお願いします。
- 日時: 2016/01/11 11:53
- 名前: ダブルサクライザー ◆4PNYZHmIeM (ID: 9CVezEBp)
>>139
支障?
いや、別に支障も何もないと思いますけど……。
ゼクスとミツネの装備を出す予定はありますが、まだまだ先のことですし、現時点、問題ないかと。
- 日時: 2016/01/11 22:10
- 名前: 青空 (ID: JrCRz5Ix)
第三話 集会場!新たなモンスター!
「えっ…狩技ですか?」
「大剣なら…獣宿し[獅子]がオススメよ。」
「狩技をセットしたらこっちに来てね。」
狩技を獣宿し[獅子]に変えた。ギルドスタイルならもう1つ付けられるのかと気づいた。
「絶対回避…しかないか」
「狩技、セットして来ました。」
「俺はブシドーの獣宿し[餓狼]だ。」
「私はエリアルの全弾装填よ。」
三人は下位のドスファンゴのクエストに向かった。
しかし…その判断は間違いだった…
「絶対回避!」
ドスファンゴの突進をかわすように狩技を発動した。
「獣宿し[餓狼]!」
ドスファンゴの突進をジャスト回避し、ドスファンゴの体を切り裂いた。
「全弾装填!」
ドスファンゴの弱点である雷属性の貫通電撃弾をドスファンゴの体を通すかのように撃った。
その時…森からザワザワと音がする。
「ドスファンゴが弱ってる!」
「いや、待て! なんなんだこの音は…」
「ドスファンゴは私がやっておくわ。 そっちをお願い!」
森の影から現れたのは… 人魚みたいな色…
「うわ!なんだこれ!」
「どうやら、泡やられのようだ。一旦逃げるぞ!」
体から泡を出してきた…
筆頭ガンナーはドスファンゴを倒してあった。
「どうだった?」
「変な泡に捕まったようだ。」
「でも、クエストをクリアしてあるし、後でギルドに報告ね。」
クエスト終了後…
「…と、言う訳なんです…」
「おそらく、そいつはタマミツネだろう。」
タマミツネ…泡孤竜と略されている。泡攻撃を得意とし、前足がとても固い。
「どうします?」
「うむ…ギルド対策会議を行う。その結果しだいだな…」
「分かりました。ありがとうございます。」
次回 四天王初戦!新たな狩技を解放せよ!
すいません。更新が遅れました。内容がなかなか思い付かず、こんな形ですw 次回の内容についてはそこそこ考えてあるので、更新が早くなります。
双剣様 挨拶が遅れてしまって申し訳ありません。 初めまして、宜しくお願い致します。 新人の青空です。
- 日時: 2016/01/12 01:03
- 名前: EXTENDED ◆FGU2HBsdUs (ID: DttKkJRF)
第47話 酸素玉
〜エリア11〜
「ゲホッゲホッ!!」
師条より先に水面に上がった涙那だったが、無理をしたため息が苦しい。
エリア11には陸がないため、蔦や岩に捕まるしかない。なんとかして動かなければ…しかし思うように体が動かない。先ほどの突進によるダメージがまだ残っている
…もう無理なのか?
そう考えていた時だった
「ニャー!!これを飲むんだニャー!!」
聞き覚えのある声が耳に入ってくる。その方向にいるのは…キャロだ。涙那のことが心配でここへやってきたのだ。そして手に持っていたある物を涙那へ渡す。
「キャ、キャロ?!わ、分かった」
ある物をキャロから受け取った涙那はすぐにそれを飲み込んだ。
キャロが持ってきたもの…それは酸素玉だ。本来なら水中で使用するものだが、酸素が欠乏している状態でも有効なものである
飲み込んですぐに効果は現れた。不足していた酸素が全身に回り、体は支障なく動かせる。もっとも、突進のダメージは残っているのだが
「ありがとう、助かったぞ…」
「ニャ!主人を助けるのもオトモの役目ニャ!蔦はこっちニャ、先導するニャ!」
「ふふっ…」
キャロについていき、蔦を掴む。これで体を休める事ができる。
次に回復薬を飲んでおいた。これでダメージをある程度抑制できるだろう。
「ブハッ!!あぶねぇ…」
少しして、師条も水面へ上がってきた。危ないとはいっているが、それほど欠乏している様相は見せていない。ちなみに狂竜病克服状態はまだ残っている。
「師条殿、ロアルドロスは向こうに逃げたみたいだぞ」
「あぁ、分かっている…」
一応撃退したとはいえ、ロアルドロスをまだ狩猟してはいない。さらにそれが逃げた先はエリア10…彼ら以外が集まっている場所だ。
もっとも、BLAZEがいるから何とかしてくれるとは思うが、安心は出来ない。今すぐそちらへ向かわなければ…
『―こっちにこい』
「!?誰だ!!」
とその時、誰かが師条を誘うかのように呼び出した。あたりを見渡してもこのエリアからは何も感じない。
「師条殿…?」
「どうかしたのニャ?」
その声はどうやら師条以外には聞こえていないらしく、涙那もキャロも突然の出来事に頭をかしげている。
『エリア12…はやく来い』
「ちっ!涙那、キャロ…悪いが俺はあっちにいく。お前達はエリア10を頼む!」
そういって彼はロアルドロスが逃げた方向は反対のエリア12へと泳いでいった。
その速度はまるでガノトトスが突進をするくらい速かったとか…
「師条殿…?」
「今はエリア10にいくことが先決ニャー!」
「そ、そうだな。」
残された涙那とキャロはロアルドロスを追う…
〜エリア12〜
謎の声に呼ばれ、師条はエリア12に到着する。
こっちにこいといわれたからには誰かいるのだろう、そう思っていたのだが…
「…だれもいねーじゃねーか!!!」
そこには誰もいなかった。少し前に来た時と変化がない。
特に誰かいるわけでも、モンスターがいるわけでもない、無人の空間…さっきの声は幻聴だったのか?
そう思いながら来た道を戻ろうとしたときだった
「ん…?なんだあれは?」
ふと振り返ろうとした時、ある物の一部分が見えた。さっきまでなかったはずの物…師条はそれに近づく。
…その正体はネックレスだった。手にとってみると焔の力を感じ取る事ができる。保存状態も悪くない。ただなぜ海辺に落ちているとは考えにくいうえに、ここに流れ着くとは思いにくい。
ならば誰かの所有物…?と考えるのが妥当だろう。しかしなぜ…さっき見落としていたのか?
「…BLAZEに見せたほうがはやい」
自身で考えても答えがでてこない。ならばBLAZEに見せてみることにする、それが師条なりの判断だった。彼はそれを懐にしまい、エリア12をあとにする…