今回は僕自信の話をおひとつ。
皆さんは小説を書くとき、どのように書いていますか?
文字数いっぱいまで書きたい気持ちは分かります。
読みやすく書きたい気持ちも分かります。
様々な小説、様々な作者さんを見てきて、それらを目に通す度に、僕はいつもこう思っています。
「こういう書き方もあるのか」と。
それらを見据えつつ、教訓として頭に刻む。
こうして今ここで、小説を投稿しているのが僕の描く文面の完成形です。
皆さんには皆さんのスタイルがあるでしょうけど、参考の一つとして、ここに僕の書き方を載せておきます。
偉そうなことを言っていますが、本当に参考すべきなのはプロの作家さんの方々だと、僕は思っています。
あくまでも、趣味の範疇と言うことで、ご容赦ください。
・書き始めには、一文字ぶんのスペースを空けます。これは作文を書くのと同じです。文を区切ってから、次の文章を書く時に使用します。
・キャラクターの台詞である「」を使う際は、地の文から一行空けることで、キャラクターの台詞が書かれている、と言う判断が分かりやすくなります。
・あまり「」で続くと、誰が喋っているのかが分かりにくくなります。地の文の中で、『誰が』『何を』『何に対して』『どうしている』『どう思っている』かがハッキリしていると、誰の台詞なのかが分かりやすいでしょう。なお、これはナレーション的な位置づけから書くものであり、キャラクターの視点を地の文とする場合は異なります。
・「」の前にキャラクターの名前を付けるか付けないかは自由です。
・個人の視点を地の文をとする場合は、そのキャラクターが『何をどこまで知っていて、今その瞬間に何が見えているか』が重要になります。例えば、初めて対峙するモンスターを相手にしている時に、最初から弱点を知っているはずがないですよね。キャラクターに試行錯誤させてこそ、その視点での書き方にも、面白味が出てきます。
・登場人物に個性を持たせるには、ある程度、その作者さんのセンスに左右されます。完全なオリジナルとして生み出すのではなく、実在するキャラクターをモチーフにして少しだけアレンジを加えてみるのが良いと思います。
・物語を描く時に、最終的な目的をしっかりと見出だすことが大切です。すぐ目先に行き詰まることがあっても、最後にこうしたい、と言う目的があれば続けられるはずです。
最後に。
上記のような形にはめてしまうのでなく、皆さんには皆さんの個性があります。僕たちは模範の奴隷ではないのですから、自分のカタチを大切にしてください。
長々とした話を失礼しました。