Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ! 五代目!( No.738 )
  • 日時: 2017/08/16 03:44
  • 名前: クルセイダー (ID: zca34SN6)

ガチャ運なんて無かった


ハンターズアドベンチャー 〜エピソード クロス〜

第21話『邂逅』


組織が詩衣葉によって破壊された頃、廻斗とグナイアクトは様々なモンスターを倒しながら林を回っていた。当初はすぐに村を探しに林を出る予定だったが、この後待ち受けているであろう波乱の事を考えて、林で鍛えていた。

廻斗『ふう……。リオレウス討伐完了っと。』
グナイアクト『だんだん狩猟スピードが上がってきた気がするな。この調子でどんどん狩るか。』
廻斗『レア素材も順調に集まってるしな。』


元々持っていたジンオウガ、ナルガクルガ、タマミツネのレア素材に加え、リオレウス、ティガレックス、ディノバルドのレア素材も手に入った。残るは7個。廻斗はまだ目的のモンスターがいないか周りを見渡してみた。すると、上空から何やら黒い影が降りてくるのが見えた。


廻斗『アクト、あれってゴア・マガラだよな?』
グナイアクト『んと……そうだな。よし、狩るか!』
廻斗『おう!』


ゴア・マガラは地上に降り立つと、咆哮を放った。その瞬間、グナイアクトは異変を感じた。

グナイアクト『ん……?何か声がおかしいな……』
廻斗『言われてみれば……。』

ゴア・マガラは咆哮を終えると、こちらにブレスを吐いた。そのブレスからは、異常なオーラが放たれていた。廻斗達は咄嗟に躱した。グナイアクトは異変を目で捉えた。


グナイアクト『!? やっぱり……何かがおかしい!明らかにこれは狂竜ウイルスじゃない!』
廻斗『!! アクト!空が…!』


空の色が赤くなっていた。まるで終末の日の様に。
次の瞬間、ゴア・マガラは廻斗に向かって猛スピードで滑空し、翼爪の一撃を加えた。その一撃は岩盤を砕いた。

廻斗『ぐはっ!』
グナイアクト『大丈夫か!?』
廻斗『あ…ああ、何とかな…。だが、こいつ相当強いぞ……。』
グナイアクト『地に着いてる状態からあのスピードの滑空は普通のゴア・マガラには到底出来ない芸当……。こいつは……一体……。』

グナイアクトがそう言った時、ゴア・マガラは口に膨大な謎エネルギーを溜め始めていた。


廻斗『!!? こいつ……何するつもりだ……!?』
グナイアクト『まさか…!この林ごと俺たちを消し去るつもりじゃ……!』
廻斗『それはマズい……!止めに行くぞ…!』
グナイアクト『ああ…!』

だが、謎エネルギーが放つ凄まじいオーラに廻斗達は近づけなかった。


廻斗『くっ……!吹き飛ばされる……!!』
グナイアクト『このままじゃ……!』


そして、ゴア・マガラは口に溜めた謎エネルギーを廻斗達目掛けて一気に放出した。


廻斗・グナイアクト『!!!!』
廻斗『ヤバい、逃げ……!』
グナイアクト『ダメだ…!間に合わ……!!』



ドッゴオオォォォォォン!



……………………


『何か空が赤いし、古代林から禍々しいオーラが発生してるから何事かと思って来てみれば……』


廻斗『!!!』


『情けないね、廻斗。』


廻斗『……妃弓花…………!!』


続く


目次>>428
目次2>>736


モンハン小説なのにモンスターが出て来たのが(エピソードクロスでは)約1年ぶりなんですがそれは