___これは、ある一人の少年と少女の物語。
モンスターハンター 〜狩人としての責任〜
第1話(前編) モンスターの『力』を持つ少年
「え〜と、このクエストはクリアしたから…」
ユクモ村の集会所に、一人のハンターがいた。
彼女の名前はシズ。3ヶ月前程からハンターをやっている17歳の少女。白く長い髪を後ろで結んでいるのが特徴。
「よし!じゃあこの…ディノバルドのクエストに行こう!」
そんな彼女はソロ狩人。太刀をメイン武器とする。
クエストへ出発した。____まさかあんなことになるなんて。
古代林(夜)。月の淡い光が目に入ってくる。綺麗だな、と思いつつ支給品BOXの中の地図などに手を向ける。
「ん〜と、こっちかな?」
エリア1からエリア6へ出た。そこにいたのは、
一人の、白い髪をした少年が倒れていた。
「……ええぇぇぇぇぇぇぇ!?」
思わず絶叫した。
(いや待ってなんでここにこんな子が倒れているのえこれってまさか行き倒れです助けてくださいって言ってるのというかなんでこんな私服の子が倒れてるの!?)
とりあえずここに居ると危険だと思ったシズは急いでベースキャンプへ戻る。
「……何なんだろう…」
少年の手に触れようとしたとき、少年は目を覚ました。
「…ん……うわぉぉぇええ!?」
「わああ!?」
二人の声が夜の古代林に響いた。
後編に続く(かも)