帰ってきました。
遅くなってすいませんww
歴戦記U 第三巻
第五章 決戦!ミラルーツ
ミラルーツは、訓練所にいた。
鋭い咆哮による地の揺れ。
紅い眼から放たれる痛々しい視線。
白銀に輝く毛皮のような鱗。
赤黒く煌めく鋭い爪。
その全てが、ノエルを苦しめることになる。
ノエルは、戦闘船を陸に着け、ユクモ村に上陸していた。その眼は、ミラルーツに戦いを挑む、勇ましい眼だった。
「ミラルーツはどこですか?」
「訓練所だが、あんた戦うのかい!?」
「ええ。急いでいるので。」
ノエルは村長に話しかけると、訓練所に歩き出した。
ナーガなんかよりも強いミラルーツに挑む。
筆頭ハンターも負けたあの竜に。
「高難度:元より来たる粗なる竜」
クエストを受注する。これが最後のクエストになるだろう。場所は訓練所。
「友情は…何にも負けないんだろ…!」
大剣を持つ。そして抜刀する。今ノエルは、総てを自分の手で終えようとしている。
「うわぁあああああああ!!」
痛々しい叫びと共にノエルは大剣を振りかざす。
ミラルーツは悲鳴をあげ、天を仰ぐ。
連続斬りを発動する。これはノエルの得意技!
これまでの歴戦記に終止符を打つために。
ノエルは斬った。
ミラルーツが倒れるまで切り続けた。
「キィイイイ!」
ミラルーツが呻き声を上げ、倒れた。
勝ったのだ。
ノエルがやったのだ。
動かない。そのミラルーツを見たノエルは呟いた。
「ロッド…。やったぜ…!」
第六章 祖竜の角
剥ぎ取ってきたものは一つのみ。
「祖竜の角」レア度8 鋭く巻いた角。
これは武具の生産、強化に使うものではない。
マイハウスの小さな机の上の写真の元に、それをおいた。
「ロッド…。倒したぜ。」
ロッドの写真は、なんだかニッコリしているようだった。
歴戦記U 完結編 おわり
vista「今作は、4G〜Xの間のあるはずのないものです。次作はXの内容に入りますのでよろしくお願いします!」