Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ! 五代目!( No.620 )
  • 日時: 2017/03/02 19:35
  • 名前: クルセイダー (ID: QYIOYfoA)

今日から、エピソードクロスともう一つ、初代スレに落書きされてる無印版のリメイク(という名の別作品)とその続きを投稿します
理由?気が向いたから


ハンターズアドベンチャー リメイク

プロローグ『冒険の幕開け』


ーー広大な世界。ある所は緑が溢れ、ある所は雪が積もり、またある所は山が聳え立っている。世界は幾千もの顔を持っている。

そんな世界のほんの一部分を形成しているある小さな村があった。名をカナタ村と言う。村民は30人にも満たず、生活もとても贅沢と言えたものでは無い。しかし、農産業に長け、シモフリトマトやレアオニオンなどの野菜をたくさん収穫している。


この小さな村にはある4人の人物がいた。それぞれ名を廻斗、轟華、恐太、妃弓花と言う。この4人はハンターを志しており、今日バルバレへ向かい、ハンター登録を済ますため、出発の準備をしていた。


廻斗『さて……。いよいよハンターになる日が来たのか……。』
轟華『緊張するね、お兄ちゃん。』
廻斗『ああ。でも、やっと夢が叶った。俺の胸は嬉しさでいっぱいだ。』
轟華『わたしもだよ。念願の夢がやっと叶うって、こんなに嬉しい事なんだね。』
廻斗『そうだな。』

廻斗と轟華はこんな話をしながら、着々と準備を進めていった。


一方。

恐太『遂にこの時が来たのか……。』
妃弓花『やっとだね、恐兄。』
恐太『妃弓花、緊張してるか?』
妃弓花『まあ……多少は。』
恐太『そうか……。』
妃弓花『……そんな事聞いてどうしたの?』
恐太『いや、気になっただけ。』
妃弓花『……そ。』

こちらも話しながら出発の準備を進めていった。


いよいよ出発の時。
村民から応援の声が聞こえてくる。

住民A『頑張れよ〜〜!』
住民B『ファイト〜〜!』

そんな声の渦から、1人の老人が出てきた。カナタ村の村長であり、名は禍成咤。そう、カナタ村の名の由来である。

禍成咤『お主ら、これを持っていけ。村民が魂を込めて作ったお守りじゃ。』
4人『ありがとうございます!』
禍成咤『この先どんな危険に侵されるかわからん。もし断崖絶壁に立たされる様な事があったなら、ワシらを思い出して欲しい。全力で応援しとるよ。』
4人『はい!』

4人は快い返事を最後に、カナタ村を旅立った。




廻斗『さて……まずは最寄りの飛行船乗り場に向かおう。』
恐太『確か"アルタルナ"という街にあるんだよな?』
廻斗『ああ。話によると"灼熱の王女"やら"暴風の王子"なるものがいるらしいが……』
恐太『それはモンスターか?』
廻斗『そこまでは分からない。』
恐太『そうか。』


30分後、前方に大きな門が見えた。


轟華『お兄ちゃん、あれ?』
廻斗『そうっぽいな。』
恐太『よし、行こう。』

廻斗達は門へ向かっていった。


ーーフィナル地方を統べるセントリアス王家の城が建つ街、アルタルナ。王家全員が凄まじい力を持っており、数々の戦争を乗り越えてきた。商業、工業がとても盛んで、様々な商品が売られており、沢山の加工物を輸出している。さらに、多彩な娯楽施設や幻想的な観光スポットもあり、抜群の集客力を誇る。

廻斗『おお……!凄いな……!』
恐太『活気が溢れているな……。』
妃弓花『みんな、こっち。』
廻斗『お、おう。』
轟華『もう行くの?少しぐらいここに居よーよ。』
妃弓花『また後で。今はハンター登録を済ますのが先でしょ?』
轟華『そ、そうだね……。』

4人は飛行船乗り場へと向かった。


恐太『飛行船を乗りに来ました。4人です。』
窓口『かしこまりました。料金は2000zです。』
恐太『どうぞ。』
窓口『確かに受け取りました。出発は5分後ですので、ご乗船になってお待ち下さい。』
恐太『分かりました。』


4人は飛行船に乗った。

廻斗『いよいよバルバレか……。どんな所なんだろうな……。』
恐太『噂によると、今は砂漠に滞在しているみたいだ。』
廻斗『"今"?"滞在"?なんだよ、街が動くのか?』
恐太『詳しい事は知らない。そういう話を小耳に挟んだだけだ。さっきな。』
廻斗『相変わらず耳は良いのな。』


轟華『妃弓花!バルバレに着いたらご馳走してよ!』
妃弓花『良いけど、どんな食材が売ってるかわからないから、どんな料理になるかは分からないよ。』
轟華『お肉は無いのかな?』
妃弓花『……好き嫌いしないでよ。特に野菜。今度こそ残さず食べてもらうからね。』
轟華『え〜〜〜……。』
妃弓花『え〜じゃない!残したらしばらく飯抜きにするよ?』
轟華『わ、わかったよぅ……。』


2時間後。


廻斗『……! おい、あれじゃないか!?』
恐太『確かにあれみたいだな。』
妃弓花『ようやく着いた……。』
轟華『zzz…。』
廻斗『轟華〜着くぞ〜。』

廻斗は轟華を揺さぶる。

轟華『う……ん…………何……?』
廻斗『だからもう着くって。』
轟華『本当?やっとだ〜〜。』

寝起きだからか、元気の無い声で言う。

廻斗『じゃあみんな、ハンターになったら全力を尽くそう!人々の為に!』
恐太『ああ!』
轟華『うん……』
妃弓花『りょーかい。』


4人を乗せた飛行船は、バルバレに向かって降下していった。


続く


リメイク元の面影がほとんど無いw