みんながサンムーンをやってる時に俺はXをやる
ハンターズアドベンチャー 〜エピソード クロス〜
第16話『本当の家族』
轟華『…………は?』
謎の少女の一言に轟華は唖然とした。
轟華『何を言ってるの!?わたしは轟華なの!わたしはこの眼で亜樹を見た!』
『……それはボクだよ』
轟華『え……?』
轟華はそう言われると謎の少女の顔をじっくりと見た。すると、過去に会った亜樹と同じ顔をしていた事に気付いた。
轟華『……!!』
『今までボクはお姉ちゃんのマネをしていたんだよ』
轟華『何故……なの……!?わたしが……亜樹な訳……』
『意識が混乱しているようだね、じゃあ記憶を取り戻してあげるよ、お姉ちゃん』
謎の少女はそう言うと、右手に赤いエネルギーを迸らせた。
轟華『や、やめて……!!何を……するつもり……!?』
『何って、ボクの力でお姉ちゃんの記憶を取り戻すんだよ』
轟華『だから……わたしは記憶を失ってないの!何回言ったらわかるの!?』
『それはこっちのセリフだよ、お姉ちゃん』
謎の少女はそう言い放ち、赤いエネルギーを轟華に放射した。
轟華『っっ!!?う……うあああぅぅ……』
轟華は頭を押さえて苦しんだ。
『大丈夫、すぐ終わる、だから後少しの辛抱だよ、お姉ちゃん』
轟華『う……あ……あああああぁぁぁぁぁ!!!!』
轟華は悲鳴を上げた後に気絶した。
『やった……これでもとのお姉ちゃんに戻る……!』
謎の少女は歓喜した。
それから1時間が過ぎた。謎の少女は轟華……否、"亜樹"の前に座っていた。謎の少女はまだかなまだかなと呟きつつ、亜樹が起きるのを待っていた。
そして時は来た。
亜樹『…………う……ん』
『あ……!お姉ちゃん!起きたんだね!』
亜樹『え……?あ……あれ……?わたし……寝てた……?』
『うん!それはもうしばらくずーーーーっと!』
亜樹『あ……そうなの……。今日は何日?"詩衣葉"。』
詩衣葉『今日は12月6日だよ!』
詩衣葉と呼ばれた少女は、元気良く答えた。
続く
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登場人物スレをリニューアル(?)しました!小説未登場キャラと、ネタバレ要素は省きました!