2:ゲリョス亜種
セイルもなんとか崖から降りることができた。
ちなみに、
スルガの装備は、ランポスSシリーズに操虫棍の【ボーングレイブ】
セイルの装備は、ルドロスSシリーズに装飾品と護石で【集中】のスキルを付けている。武器は大剣【炎剣リオレウス】
ここは周期的に火山の様な環境になる、地底洞窟と呼ばれる狩場。
洞窟にしては、光が差しており、明るく生態系も豊かだ。
ここにゲリョス亜種がいるという。
早速隣のエリア2に行く。噂だとエリア8にいるというので、そこに通じる崖から飛び降りる。
「またこれかよ…。」
セイルががっかりする。セイルは高所恐怖症なのだとか。でももう諦めたのか飛び降りる。
崖から飛び降りると小さい崖の上に着いた。崖がやたら多いな。
「!!」
スルガとセイルは同時にある生き物に気付いた。
紫色の皮膚、その上に並ぶ緑の側線、そして大きなトサカと短めの尾。
ゲリョス亜種だ。
『グエエェェエエ…』
人が嘔吐する様に鳴いている。
『グルォ?』
「!!」
気づかれたか!二人のハンターは視線を感じた。
まさか、ここまで飛んで来るんじゃなのだろうか。
とスルガは思ったが、ゲリョス亜種は重たそうな首を突然持ち上げた。
そして頭を点滅させ、それに合わせて『グェッ グェッ グェッ』と鳴いた。
スルガは思い違いをしていた。(飛んで来るんじゃ無いのか?)
油断していたのだ。
「スルガ、危ねえッ!!」
セイルの声もつかの間、スルガの目の中に、
閃光が射して来た。