Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ! 五代目!( No.267 )
  • 日時: 2016/03/04 10:27
  • 名前: 一方通行 (ID: 4CYv60Tc)

新訳とある魔術の禁書目録15巻4月発売。やったぜ。

モンスターハンター〜狩人としての責任〜

第四話 対をなす存在2

「紅龍…?」
少しおびえた様子で言うシズ。
「それって、あの紅龍か?」
「…」
団長の言葉に無言で答えるサグ。
業火の中に一人で立つ少年を見て。
「……へっ、お仲間さんか?」
歳は18歳ぐらいといったところか。
嘲笑うように問いかけてくる。
「……」
無言で踵を返す。そんなサグに、
「何か言えよボケ」
と言い放ったその時。
手をサグの方へ向る紅龍(?)。
すると、

ドオォォォォォォォン!! と。
サグの真上に巨大な火球が凄まじい速度で降ってきた。

「言いたいことはそれだけか」
だが。
その火球を真上から受けても全くの無傷。
体に赤い雷を纏いつつ歩く。
「やっぱ化け物と称されたほどはあるな」
「お互い様だろ」
それだけ言うとサグは背中に三メートルほどの白い翼を生やし、音速と言わんばかりの速度で紅龍(?)のもとへと突っ込んだ。
サグはそのまま雷を帯びた手を紅龍(?)の顔面へと叩き込む。
普通なら拳の一発や二発ぐらいは我慢できるだろう。
だが音速でその行動を取ったら。
ッッッッドン!! と。
少し遅れて音が聞こえた。
殴り飛ばし強引にそこにある岩に叩きつけた。
粉塵が舞う中、その白色を破るように、赤みを帯びた三メートルほどの翼が生えてくる。
「結局よぉ」
不気味かつ優しく滑らかな。
「お前は本当に甘いんだな」
そんな感じの声で話しかけてくる。
「サグ、アイツは何なの!?」
「あれは紅龍。破壊の化身よ」
シズの問いにサラが答えた。
「黒龍の破壊の化身。だけどどうして『祖龍』のサグを恨むのかしら?」
「言ってる暇で逃げろ」
サグが会話を遮る。
「……わかったわ」
別のエリアへシズ達を退避させる。
「おーおー痺れるねぇ祖龍さん」
その顔に不気味な笑みを浮かべ。
両者は音速を超える速さでぶつかる。

続く

あとがき

お久しぶりです皆さん。
とは言っても結構ペースいいと思うんですけどね。

さて、今回は紅龍を出してみました。
圧倒的な強さ、絶望的な力、燃え尽きるほどの業火。
そんな感じです。
紅龍戦が終わったらほのぼのかつ少しHなパートも出してみようかなぁ、と思ってます。

さて、今回はこんなところで。目を通していただければ幸いです。
スレを立ててくださったこれまでの皆様、そしてこのスレ主の翼の勇者さんには感謝を。
まだミスも多いですが温かい目で見ていただければ。
それでは。

金欠ゥ!!