Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ! 五代目!( No.247 )
  • 日時: 2016/02/20 06:38
  • 名前: 創造神ゼウス (ID: BYWpjqZo)

遅くなりましたが再始動ですよ

歴戦記V 第二巻

第三章 紅兜狩猟依頼
 村に出ると紅き熊が暴れていた。
足湯を経営していたねこが深く爪で飛ばされた。
村は大混乱に陥っていた。
抜刀した大剣を握りしめて歩む。
「ノエルか!助けてくれぇ!」
足湯ねこが言った。
小さく頷き、紅兜を睨んだ。
ノエルの形相はまるで餓えた恐暴竜。
瞳の奥に強い意志を感じた。
大剣を構え、気持ちを作る。
連続乱舞が開始すると、紅兜は怯み、仰け反る。
ベルナ村で修得した技。
今使うときだ!!
地衛斬V!!
それは紅兜を鋭く裂き、紅き華が散った。

大剣を回し、構える。
横切りが炸裂し、紅兜は倒れた。
ノエルの圧勝。

ユクモ村ではノエルを支援する宴が開かれた。

これからノエルに燼滅刃という悪魔が降り注ぐことを知らずに。

第四章 燼滅刃の急襲
 「僕は帰ります。」
「もういくのかい?」
「はい。まだすることもあるし。」
「することって?」
「することを見つけることです。」
村長と話し、荷物をまとめた。

その晩。

ユクモ村の村長がマイハウスに来た。
「ノエルくん!?大変なの!!」
眠い目を擦りながら外に出ると村長が青い顔をして待っていた。

「ついに来たわね…燼滅刃。」
「じんめつじん?」
「二つ名のディノバルドよ。」
それを見たいという好奇心が勝り、そのクエストに行ってしまった。

場所は渓流。

我、灼炎を統べることの如く其の空気と共に総てを切り捨てろ。

その尻尾は燼滅の刃。
紅く煮えたぎるように燃え盛るその刃で総てを切り裂いてきた斬竜。

「格が違うな…」

大剣を抜刀…しようとした瞬間に
槍尾でノエルは裂かれた。

想像を絶する攻撃力にノエルは悶絶。
炎属性やられのせいで体力が大幅に削られていく。
このままだと生きているのも精一杯になる。
燼滅刃の討伐なんて到底できっこない。

「回復薬G…」

アイテムポーチを探る。
燼滅刃がこちらを睨む。
赤黒い瞳で威嚇する。

直後、瞬く間にノエルは吹き飛んだ。
尻尾による回転攻撃に直撃したのだ。
体力が極わずかと言うときだった。

ブシドースタイルの効果か…
直前回避の後に体が軽くなる。
勢いに任せて剣を振ると…
燼滅刃に強靭な一烈を浴びせた。

この調子。
そうおもったときだった。

燼滅刃の新なる姿を目の当たりにする。

我、時を忘れ今、その槍尾を煌燐に変え、燃え盛る焼け野原に変えんとす。

黒き湯気が出る。
その燼滅の尻尾は赤黒くなり、一層熱さを増した。

当たっただけで全溶しそうな程の色合いをしている。

燼滅刃がノエルを引き裂いた。

美しき紅い華が咲き乱れてゆく。

燼滅刃という災禍に奏でられて…。

ミラルーツの決戦が思い出される。

もう…負けないんじゃ…なかったのかよ…!

歯を食いしばる。

目を青白く光らせて言う。

「我、燼滅刃といふ悪魔を討ち、災禍の時を忘れ、始まりの腐地に帰らんとす!」

大声で叫び、大剣で乱舞する。

燼滅刃と龍制剣。

皆がノエルの勝りを願った。

そして…

第二巻終わり!
試験多すぎで遅れました。サーセン。

次回、ノエル、煌黒龍と対決する!?

討伐した燼滅刃の大剣を使う。燼滅剣アーレー。
その炎神の如く宝剣で抗う。
決戦は溶岩島。
全属性を駆使する脅威的存在に
ノエルは勝つことが出来るか!?
次回最終回!歴戦記V、完結!!!