大剣
長所:
・使い手やモンスターを選ばない汎用性
・「抜刀」などの好相性スキルの多さ
・長いリーチやタメ攻撃による容易な部位破壊
短所:
・エリアルやブシドーの挙動は複雑
・狩技は癖が強い
・継続戦闘能力(貼り付き力)は低い
・肉質が硬い相手には火力が出ない
 
従来作通り、極めて安定した性能と扱いやすさが自慢であり、初心者から上級者まで幅広く使っていける武器。
ただし、本作『クロス』で導入された新要素、スタイルや狩技との相性はそこまで芳しくなく、特に狩技に関しては「獣宿し」ぐらいしか使い勝手が良いものがない。
一方で、「二つ名装備」の影響でスキルの自由度が下がったことにより、相対的に「抜刀」「匠」に依存する大剣の強みは増したと言え、また継続戦闘能力の低さも、「乗り」の弱体化によるガチ戦闘の中で、むしろ強みになったと考えられる。
 
太刀
長所:
・長いリーチ
・高い機動力による継続戦闘能力
・強力な狩技
・ブシドーにおける優秀なモーション
短所
・PTプレイでは依然として長いリーチが味方を巻き込む
・瞬間火力の低さ
 
長いリーチと高い機動力がウリの太刀。見かけ以上に扱いが難しく、起き攻めされると何も出来ず、またPTを巻き込みやすいリーチに注意する必要がある。
『クロス』で導入された狩技とスタイルにより、太刀は大きく強化された。特にブシドーとの相性はやはり良く、今までの太刀では考えられない程に粘れる。狩技もどれも優秀で、オーラ維持に使える「桜花気刃斬」は相当に便利。
また久々に登場した魚竜種、海竜種との相性もよく、今までの不遇さはかなり改善された。特に固有の狩技3種はどれも優秀なので、ストライカースタイルも悪くない。
 
片手剣
長所:
・「刃薬」の圧倒的buff
・高い機動力によるトップクラスの貼り付き力
・使い勝手の良い狩技とエリアル
・各種アイテムによる拘束
短所:
・瞬間火力の低さ
・脆弱なスーパーアーマー
 
従来までの「いぶし銀」的なポジションから一転、普通に強武器の一角を占めるようになった古株の武器。
まず注目すべきは「刃薬」の追加。これは、砥石の要領で使用し、一定時間武器を強化するという片手剣限定のアイテムだが、その効果が
「会心の刃薬:会心率を30%向上」
「滅気の刃薬:武器に疲労+スタン属性付与」
「重撃の刃薬:怯ませやすくなる」
というもの。会心の刃薬は実質的に「見切り+3」と同じ効果であるし、滅気の刃薬にいたってはスタンすら取れてしまう。エリアルの優秀なモーションと合わせて、「スタン+疲労+乗り」と、大きく敵の動きを拘束できる。
ただいずれも、敵に貼り付くだけの技術があればの話であり、直接自分が圧倒的なDPSを出せるわけでない(それでも、他の武器以上には出せるが)ため、やはり玄人向けであろうが、少なくとも「ガチ構成」にするなら一人は呼ばれるであろう逸材。
 
双剣
長所:
・使いやすい狩技とスタイル
・トップクラスの瞬間火力
・最高クラスのスーパーアーマー
短所:
・高い装備(スキル)依存度
・長いモーション
 
やはり目を見張るのはエリアルとの相性の良さ。双剣ではエリアル使用時の回避モーションが変化し、他の回避モーションより隙が少なく、またエリアル時の攻撃も格段に使いやすい。「乗り」武器としては操虫棍に匹敵する実力を持つ。
とは言え、従来通りスタミナ管理は決して楽ではなく、また攻撃を外した隙も(エリアルであれギルドであれ)大きい。双剣は実質的に全ての攻撃を当てることが前提の火力なので、扱いは楽ではないだろう。
プレイヤーによってポテンシャルが左右されやすいものの、条件さえ揃えば最高クラスの火力が叩き出せることは間違いない。
 
ハンマー
長所:
・最高クラスの「打撃」属性
・スタンによる強力な拘束
・低い装備依存度
短所:
・狩技やスタイルの扱いづらさ
 
スタイルや狩技の追加がありながらも、ハンマー自体のプレイングは特に変わらず、やはり頭にどれだけ貼り付けるか、というのが肝となる。
スタン値の弱体化(また、片手など、他にスタンが狙える武器の増加)や高低差のあるマップにより、俄然として使いづらい環境は続いているものの、
ブシドーや狩技「大挑発」などにより、「使える人が使えば強い」という性能は相変わらずだろう。
 
狩猟笛
長所:
・新要素「重音色」による演奏と攻撃の両立
・スタンや乗り等の拘束サポート
短所:
・全武器最高クラスのプレイヤー依存度
 
従来以上に扱いが難しくなった、真の玄人向けの武器。敵を殴れば演奏の効果が倍増する「重音色」を狙えば、今までの笛では考えられない程の貼り付きとDPSが出せる。
まず、元々笛は明らかな「強武器」である。言わずもがな、味方の火力を1,2倍にする「攻撃【大】」もさることながら、自身も高起動&高リーチにより十分に火力が出せるからだ。
しかしそれも、旋律を維持し、敵からスタンを奪ってこそ。理論上は紛れも無く「最強」だが、ハメなしのガチ戦術で、更に本作の「重音色」をも活用できることを前提にするなら、真のカリピストだけが使いこなせる武器と言える。
 
ランス
長所:
・多方の攻撃から身を守れるガード
・部位破壊も狙える定点攻撃
・優秀なブシドー派生モーション
短所:
・少ないスーパーアーマー
・高い装備依存度
 
本作ではモーションが追加され、「突き攻撃」の三段目が連撃を伴うこととなった。これにより、従来では不足しがちだった瞬間火力が幾分が補われている。
また注目すべきはブシドーとの相性であり、ジャストガード時の派生モーションはかなり扱いやすく、「ガード系ブシドー武器」なら有力な候補となる。
最も、PTプレイではこかされやすい点、そして乗りやスタンといった拘束力に欠けている点から、かゆいところに手が届かないといったところ。最も、火力そのものは他の武器以上のものがある。